第十四話 パン屋いえ、ピザ屋です
すみません、リアルが忙しいのと体調不良の二重苦で投稿が止まってました。申し訳ありません。
何か、ブックマークやらいろいろと、大量に増えていましたが、何が起きたのでしょうか?
あと、スキルの:スキル名:が見難いとの意見がございましたので、今回から【スキル名】に変更してみたいと思います。これより前のスキルについては時間があるときに改変します。
ちなみにinfoは|情報|です。ワールドinfoはまだ出ていませんが、||情報||にしたいと思います。
何か、見難いなどございましたら、ご指摘お願いします。
魔物を狩りに行く前に護衛の人に会うとしよう。あとは、アリーシャと不知火さんに連絡してみよう。
_ピロロンピロロン_
「あ、カーマ?どうしたの?」
「アリーシャ、今大丈夫?」
「大丈夫だよー」
「実はさっきね、外出許可が出たんだー」
「え?どんな兵器作ったの?」
「いや、車いす改良して、人形を作っただけだよ」
「人形?それだけで外出許可下りるものなの?」
「まあ、詳しいことは会ってから説明するよ」
「そうなんだ、で?用件は?」
「午後から町の外に出ようかなって考えてるんだけど、一緒に来てくれないかなと思って、一応ギルドから護衛が出るらしいんだけど」
「うん、それぐらいならいいよー、ちなみにほかに誰かいる?」
「うーん、不知火さんにも頼もうかなと思ってる」
「あ、それなら、大丈夫今日もパーティ組んでるから…オッケーだって」
「あ、そうなの?お礼言っといて」
「ほかにもう一人いるんだけどいい?」
「ん?いいよー、あとは護衛の人が来れば5人制限には大丈夫だね」
さっき、確認したところ、人形はアイテム扱いになるらしい。まあ、なので、5人制限には引っかからない。ま、私は固定砲台と化すので代わりにアンちゃんに頑張ってもらおう。
「何時から行く?」
「うーん、今からお昼ご飯食べて、ギルドで護衛の人と合流するから1時半とかからどう?」
「うんうん、こっちも大丈夫そうだよ、なら、私たちもご飯食べて1時半からギルド集合するね」
「わかった、じゃ、またあとでね」
よし、これで大丈夫だろう。死に戻りする確率がだいぶ減ったはずだ!そうだ、パン屋さんに行こう、満腹度減ってるし、ま、町の外に出てないから思ったよりは減ってないけどね。ドロシーさんの店でパン買おう。自分で作ってもいいんだけど、昨日のピザのお礼に買いに行こうっと。
|【STR強化】がレベルアップしました。|
あれ?この行列は何が起きたの?あ、ドロシーさんだ。あれ?なんか心なしかやつれてる。
「おい、ここが噂のパン屋か?」
「そうだろ、この行列だし」
「ステータス上昇とか、やばいだろ」
「こっちでピザが食えるとは思えなかったが、しかもSTRが3%増加1時間か」
「3%だがドワーフの俺たちにとってはだいぶ上昇するからありがたいな!」
「極振りも少しいるけど、ドワーフにとって天恵だな」
え?3%だよ?30ぐらいで1しか上がらないんだよ?あ、でも全部STRがもともと高いドワーフとかなら欲しくなるのかな?あと、どう見てもコックみたいな人いるよな?プレイヤーメイドかな?それ以外ほとんど、ドワーフってこと?もしかして、ドロシーさんピザを焼き続けてる?
「あ、新しいピザ焼き上がったよ…」
「よっしゃー、これを食べて午後からも頑張れる!」
「味もおいしいらしいから楽しみだね」
「コックとしては食べないわけにはいかないな」
ん?あの二人組は部長たちか?ま、近づいてみよう。
「部長ですか?」
「ん?部長?」
あれ?違ったかな?
「んーと、毎週木曜日に部活動をしている料理部の部長で私の知り合いに似ていたので…間違ってたらすみません」
「もしかして、C班でシチューを作った1年生の期待のルーキー?」
部活内でそう言われているのは私だし、C班でシチューならそうだろう。
「あってますね、部長ですよね?」
「そうそう、こっちでのプレイヤーネームは?私はマンダリンだよ、こっちは分かってると思うけど、ウィローよ」
「私はカーマです、先輩たちもピザを買いに来たんですか?」
「そうよ!料理人の間で噂になっているステ上昇料理!それが、売られてると言うし、料理人掲示板で噂の的よ!」
「しかも、味もおいしいって噂になってるから、買いに来たのよ!」
「でも、それほどのものなんですか?」
「いや、カーマさんも料理作るなら、わかっておいたほうが良いけど、バフ料理って存在がもう、ヤバい存在だからね?物によっては5000は出せるっていうプレイヤーも居るほどよ」
「えー?でもこれ満腹度そこまで回復しないですよね?」
「え?これ食べたことあるの?でも、携帯食料より味もいいし、バフがつくからみんなこぞって買いに来てるわよ、携帯食料と同等の食べやすさだしね」
「まあ、食べたというか、作ったと言いますか…」
「今なんて?」
「いえ、これ、作ったの…私です」
「は?いや、でも、それなら、納得がいく」
「カーマさん?それ、他に知ってるのは?」
「えーと、アリーシャ、シチュー食べに来てた幼馴染と不知火さんって言うゲーム内での知り合いですね…あとはあそこで延々とピザを作らされてるドロシーさんです」
「というか、あのパン屋さんこっちガン見してない?というか、こっち見ながら手は動き続けてるよ」
「あー、私に用事なんじゃないですかね?」
「とりあえず、行ってみる?」
「先輩たちも来てくれますか?」
「いいよー、というか、なんか逃げられなさそうだしね?」
「ドロシーさん…大丈夫ですか?」
「カーマ…この現状を見て大丈夫に見える?」
「いえ…すみませんでした」
「いや、私もここまで売れるとは思ってなかったけど、ある意味うれしい悲鳴だからいいんだけどね?」
「申し訳ありません」
「ちなみにこの二人は?」
「あ、マンダリン先輩とウィロー先輩って言います、二人とも料理人志望です」
「ほう?マンダリンにウィロー…料理人…」
「「あれ?この展開は?」」
「二人とも、料理人だろ?このレシピ気にならないかい?気になるだろ?わざわざ買ってくれてるほどだし」
あ、これは、ごめんなさい。
「あ、いえ、気になりますけど…」
「大丈夫だよ、レシピを教えてあげるからこっちにおいでよ」
「いえ、レシピを教えるのは料理人としては弟子に教えるものですよね?」
「大丈夫、君たちは今から私の弟子だ!これで大丈夫だろ?」
あ、先輩たち弟子にされてる。ドロシーさんの目から光が消えてる。
「ねえ、カーマ…この二人借りていっていいかい?」
「はい、もちろんです!その前にフレンド登録だけさせてください」
そう言って、フレンド登録だけ済ませる。
「ちょっと、パンを買いに来たんですけど、忙しそうですね」
「ああ、ちょっとまだ、ピザがどれだけ売れたか100枚を超えてから数えてないから、お金は待ってて、パンはいま売りに出してるの好きに持って行っていいよ」
「え?いいんですか?」
「いや、わざわざ、援軍までよこしてくれるくらいだし、こっちがお金を払わないといけないからね」
先輩たちの目からも光が消え始めた。私は援軍として先輩たちを連れてきたわけではないが、ここはそうしておこう。
「そうですね、私は用事があるので、パンを少しもらったら失礼しますけど、また、新しいレシピ思いついたら、来ますね!」
「ありがとうね!この子たちはしっかりとパン職人として育てるよ!」
先輩たち…すみません。今度、リアルのほうでお菓子でも持っていきます。ひい、マンダリン先輩の目が怖いよー。
「先輩たち?今度リアルでお菓子持っていくので、お許しを…」
「よろしい、まあ、称号も手に入ったから良しとしよう」
あ、弟子入りしたから称号手に入ったんだ。料理人には良いスキルだろうし。
「よし、なら、ピザを作るとしよう!大丈夫、難しいことは何もないよ!はっはっは」
ドロシーさんにドナドナされる二人の先輩。なにか、ドロシーさんの性格変わってないか?まあ、パンも少しもらっていこう。あ、このパンおいしそう。でも、なんかパンの種類は多くないな。中世ならそんなに種類も多くないのかな?いくつかのパンをもらって店を出ていく。他の人たちはピザ狙いばかりなのであろう。行列である。
「アンちゃん、じゃ、またあとでね」
「はい、マスターまたあとでよろしくお願いします」
先ほどのパンを食べて、ログアウトする。あのパンはおいしかったな。今度レシピ教えてもらえないかな?そういえば、料理のレシピ確認してないや。錬金とか鍛冶とかは見たのに。というか、レシピ見て作るという発想がなかったや。とりあえず、ご飯にしよう。そのあとはギルドに行って念願の魔物狩りだ!決して戦闘狂というわけではないけど、冒険できるって考えるとワクワクするでしょ?今まで、町の中にしかいなかったわけだし。アンちゃんの強さもわかるから楽しみだなー。
カーマ(人間) 職業:人形師 Lv2
装備スキル(20)
【人形】1
【念動】6
【光魔法】(20)
【闇魔法】1
【無魔法】(20)
【魔法技能】(30)
【鍛冶】3
【裁縫】3
【木工】2
【錬金】18
【調理】2
【逸失知識】3
【採掘】1
【採取】1
【伐採】1
【STR強化】4
【INT強化】14
【DEX強化】3
【降霊】1
【水魔法】(15)
控えスキル
【聖魔法】(20)
【神聖魔法】(20)
HP:80 MP:190(-150) STR:16 VIT:12 INT:26+100 MIN:12+100 AGI:12+10 DEX:15
称号
理に抗う者
老錬金術師の直弟子
天使を降臨させし者