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「藍!!藍!!お願い、目を覚まして!!お母さんを一人に
しないで!!」
美希はただ一人の娘に向かってそう言った。
亜姑姉が死んでからお母さんの記憶の中には私は存
在してなかった…
私が何回「お母さん」と呼んでも答えてくれなかっ
たのに…。
藍は、眠りの中でそう思っていた…。
突然廊下を走ってくる音が聞こえた。
「おじ様ご無沙汰しています。」
「優君。こんにちは、藍はどうしたんだい??」
「藍ちゃんは急に倒れたんです。そのあとは…、集
中治療室にいます。」
藍は学校で倒れてすぐ病院に運ばれた。が、すぐに
集中治療室に運ばれたのであった。
「優君」
「こちらです。」
!!
二人が部屋に向かって行った先にいたのは、記憶を
なくしたはずの美希だった。
「美希!!どうしてここに!!」
「あ、あなた…。藍が…、藍が…。」
「美希!!記憶が戻ったのか!!まあいい、美希。君は一
回家に戻るんだ。藍は大丈夫だから。」
慎が来るまで何をしていればいいのかわかなくて、
ただ、泣いてばかりいる。そんな時だった。
「ご家族の方いらっしゃいますか?」
「えっ!!」
突然話しかけられた一同は驚いて後ろを見た。そこ
には藍と同年代ぐらいの男子がいた。
「はい??」
「あっ、すいません。葵 藍さんのご家族の方いら
っしゃいますか??」
「はい。私ですが…?」
「申し遅れました。私、藍さんの担当主治医をさせ
ていただいています潤崎 リオと申します。これか
らよろしくお願いします。」
「こちらこそ、よろしくお願いします。」
藍の担当主治医になった潤崎 リオ。なんと実年齢
18歳、しかも医学界のNo.1。父親
は両手を神の(トハ)手と言われた医学界・ギネス級の名医、
潤崎 友雅であった。
「あの、リオ先生にお尋ねしたいんですけど…、おい
くつですか??」
「今年18になりますけど、何か??」
「いや、お若いと思いまして。失礼ですが、お父様は…」
「親父ですか?確か36じゃないですか??」
何!!そんなに若いのか!!
うん??待てよ、リオ先生は確か…潤崎っていったか??
「リオ先生、もしやお父様のお名前は…神崎 友雅ですか??」
「そうですよ。なんですか?いまさら。」
「私の知り合いにお父様と同じ名前の方がいたもので…」
「そうですか。私の父も藍さんが運ばれてきた時に、『知人の娘に似てる』って言ってましたよ。
まさかな…。あの、友雅だったら…
まさかな…
「はぁ…、あ!!そうだリオ先生娘の…藍の容態は…。
「あっ!そうでしたね。娘さんの藍さんはかなり危険な状態にありました。」
「それはどうゆうことですか??」
ドクン… ドクン…
藍が危険な状態??
昨日まであんなに元気だったのに…
「一時的なショックのせいか心臓が一時的に止まり、脳に酸素がいかなくなったのです。」
「ってことはつまり…。」
「はい。藍さんは一時的に死んだ状態にあったのです。」




