職業どうしよ。あっ、アバターはちょっと拘ります。
ーーーようこそ《アルブレロ・ファンタジア》へ。
あなたの名前を教えてください。ーーー
始まった…。なんと言えばいいのか分からない高揚感をひしひしと感じつつ冒険の時間は刻一刻と近づいてくる。
「名前か。うむ……どうしよっかな。」
プレイヤーネームはこれから多くの冒険者と交流していくことで自身と相手を区別する記号としての意味を持ち、名前変更ができないであろうこのゲームではこの1度のみの選択である。適当につけた暁には、やりこみたくなる内に後悔の念がまとわりつくこと間違いない。
「花鏡、かきょう、カキョウ、… 月武か?ツキタケ、うーん迷う。本名から持ってこなくてもいいのか普通に。」
「…よし!ok」
ーーーキョーカーーー
ーーーあなたの職業を選んでくださいーーー
「来たかジョブ選択」
このゲームを始める上で最大のターニングポイントである職業選択をする時が来た。
〖戦闘職〗 〖生産職〗
まあとりあえず戦闘職見てみるか…
「えーっと?なるほど…戦闘職はとりあえずは剣、槍、斧、鎚、弓、盾、の6つの武器職と火、水、風、土、回復の5つの魔法職か。あ、テイマーもあるんだ。」
魔法は捨てがたい要素だよなぁ…
「あ、でも覚えようと思えば別の食でも魔法は覚えられるのか。」
じゃあ次は生産職と…
「ほーん。生産は鍛治、薬師、農家、裁縫、木工が主だな。」
農家とかも楽しそうではあるのか?でも生産は開拓が大変そうではあるなぁ。
あれ?
「生産にもテイマーの欄があるぞ?テイマーは戦闘と生産どっちでも進めるってことか。じゃあテイマーでいいか。」
モンスターをテイムするの楽しみだな。
ーーーテイマーを選択しました。ーーー
あとはアバターの作成か。
「実体スキャンと自主作成が選べる。」
実体スキャンはVR機器を通して顔をスキャンしゲームに自分の顔に近いアバターを作ることができる。
「まあ自主作成かな。」
ーー自主作成ーー
「結構項目多いなぁ。うーん大変だ。まあとりあえずは自分の雰囲気を踏襲しつつ、所々を変更していくかなっと。」
十数分後
「できた。なかなかいいんじゃない?」
キョーカが作り上げたアバターは一言で言うと中性的がピッタリのものだった。本人がそもそも中性的な顔立ちをしていることもあってか、気づいたら男女どちらにも見えなくは無い顔を持った165cm程の華奢なアバターを作り上げたのだ。髪は肩までかかるかかからないかほど、オレンジの艶を光らせる白と水色のグラデーションがこれまた美しく見えるのだ。
「さっ、テイマーである僕の新たな冒険が今そこに!!!」
ーーーアバターをアカウントとリンクーーー
ーーー完了ーーー
ーーーアバターと感覚共有ーーー
ーーー完了ーーー
ーーーアバターを始まりの街に転送しますーーー
直後眩い光とともにアバターの視点に移った僕の意識がアバターの消失と再構成を認識する。
光が収まる頃には賑やかな声とともに食べ物の匂いを感じる。目を開けるとそこにはファンタジーならではの中世ヨーロッパを思わせる建築が建て並んでいた。
私はゲームのアバターはどこまでも探求するタイプなので無限に時間を費やせるとまで言えるかもしれないゲームには困りものですね。あ、分からない?君に言ってるんだよ君に、ps〇2ngs君。




