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《6,5周年ですよ! &120万PV大感謝! これからもよろしくお願いします!》 ギャルゲー転生 ヒロインたちを攻略しようとしたら俺が攻略対象でした!?  作者: mask
かぐやルート編

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かぐやルート7

 次の日。

 いつも通りの登校の朝。

「えへへ」

 …………さくらちゃんの胸が当たっている。

 腕を組んでいるのだが、さくらちゃんの胸が思いっきり当たっている。

 もう、わざとなんじゃないかって思うほど当たっている。

「さくらちゃん、ちょっと歩きにくいかな~」

「今日は麻衣ちゃんも金剛くんも居ないからイチャイチャデーなのです!」

「あ、ははは」

 俺の乾いた笑い。

 今朝、麻衣は部活の用事。金剛はそのための荷物持ちで先に学校へ向かったのだ。

 それもあって今日は二人での登校。

 それを知った途端、さくらちゃんのスキンシップが激しくなった。

「ん?」

 前を歩く同じ制服の生徒。

 それだけだったら気にも留めなかったのだが。

「あれって八重橋さん?」

 さくらちゃんも気付いたみたいで小首を傾げる。

「八重橋さんもこの道だったんだ。初めて知った」

 そこでふと、『さつかそ』との違和感を覚える。

「八重橋さんって車で送迎されてたよね。ほら、高そうな黒い車で」

 ゲームのときはそれでお金持ちアピールをしていたはずだけど。

「うん。そうだったと思う。今日はどうしたんだろうね」

 さくらちゃんもそう言うので間違いないみたいだ。

 一人で歩いているなんて何かあったのか?

「おーい! 八重橋さーん!」

 俺が声をかけると、立ち止まったかぐやが振り返る。

「何でアンタがここに居るのよ?」

 いつもの仏頂面。

 今日もツンツンしている。

「何でって言われても毎日この道だし」

「ふーん。そ」

 自分から訊いてきといて反応薄いな。

「八重橋さんはどうしたの? 今日、車は?」

 さくらちゃんが問いかける。

 一応言っておくが、腕組みは解除中である。

 さすがのさくらちゃんも親しくない人の前では恥ずかしいようで。

「いつも送迎してくれる人の体調が悪かったのよ。だから歩き」

「え!? 結構な距離じゃないの?」

「別に。アタシのことが心配で送迎されてるだけだから。実際はそう遠くないのよ」

「そうなんだ。でも、大変だったね」

「平気よ。このぐらい」

 ふふん、とかぐやは得意気な表情。

 ていうか、さくらちゃんとは普通に会話してんじゃん。

 何で俺にはツンを発揮すんだよ!

「そうだ! このまま一緒に行こうよ!」

「え? 良いの?」

「もちろん!」

 驚くかぐやにさくらちゃんは微笑む。

 はあ、マジで天使だ。

 でも、二人っきりじゃなくなって少し残念。

「ねえ、相島 立花」

「何、八重橋さん?」

 また何か言われるのかと思い、当たり障りのない返事をする。

 ていうか何でフルネーム呼び?

「昨日はどうして、また明日って言ってくれたの?」

「ん? 普通にさよならしただけだけど。何で?」

「だって……」

 かぐやはそこで言葉を止めてしまう。

 何を言いたいんだ?

 まあ、良いや

「特に深い意味はないよ。また会えたら良いなって思っただけ」

「そう」

 かぐやの言葉はそれだけ。

 素っ気なかったが、何処か嬉しそうだったので詮索しないでおこう。

「ほら、遅刻するよ。車と徒歩じゃ感覚違うんだから迷わないようにね」

「子供扱いしないで!」

「はいはい」

 だから何で俺にはツンなの?

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