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戯れ

 「ちょ、やめっ……」

 「ハダカハダカ」

 「あっ……そこはっ」

 「キャッキャッ」

 「あぁ……」


 寄って集って俺に襲い掛かり、乱暴に身ぐるみ剥がされてしまった。

 すっぽんぽん、だ。恥ずかしい。羞恥責めとは中々やるようだな。

 ……ならば、こちらも遠慮はしまいっ!!


 「そうりゃっ!!」


 俺は髪が不規則にハネたボサボサのハーピーにのし掛かり体を押さえ込む。そして、その豊満な二つの果実を……舐め回す!!


ペロペロ

レロレロ


 どうだっ!!


 「キャハハ、クスグッタイ」


 嘲笑っているかの如く楽しげな声。

 この程度では効かないと言うことか……いや、童貞のテクニックなど他愛ないと、そう申すのかぁあっ!!

 くそ、生意気な奴め……こうしてくれるっ!!


 「ふんっ……」


 俺はハーピーの胸を舐めたり揉んだり摘まんだり摩ったり、思うがままに全力で心行くまで弄くり倒した。

 抵抗も、残り二体の妨害も激しかったが気合いで押しきった。


 きめ細やかで瑞々しくてハリツヤばっちりな手触りに加え、押せば沈む引けば跳ね返る弾力のある揉みごたえ抜群の素晴らしいおっぱいだ。

 見て楽しい触って楽しい、まさにドリームとロマンがワンダフル。世界の凄さを一つ学んだ気分だ……ん? 手に当たる感触に少し変化が現れたな。

 ムクリと一際大きく硬く主張してくるコレは……。


 「ンキャ……キモチィ……」


 こいつ、興奮している!? こ、この俺が山の頂きに見事立派なサクランボを実らせることに成功したと言うのか? こんな自分勝手で無茶苦茶で雑なマッサージで……もしや、こいつ……。


 ――ドMかっ!!


 「ふっふっふ、楽しくなってきたのぉ」

 「ワタシモワタシモ」

 「シテッシテッ」


 姉妹の気持ちよさそうな姿に残りの二体も興味津々なご様子。


 「オーケーオーケー。ちゃんと全員相手するから」


 なんだか優越感に浸れる。こんなに楽しいお遊びが出来るなんてラッキースケベも良いとこだな。







 その後、誠心誠意を持って全員の相手をしっかりと勤めあげた。今は三体とも微笑みを浮かべながら夢の中に旅立っている。


 ……つ、疲れた。

 HP補正のおかげで持久力的には問題なかったが、中々終わりが見えないので精神的に参った。中盤辺りからは辛いだけの作業になってしまっていたな。


 ハーピーの相手を勤めるには心身共に強さが必要だと、そう言うことか。


ネチョ……


 「ん?なんだこれは?」


 知らぬうちに粘液のようなモノが手に付着していた。

 確かハーピーの羽毛に覆われた下半身に手を突っ込んでしまったとき少し湿り気を帯びていたな……オシッコか?


 まぁ良いか。あいつら起きるまで巣に溢れているガラクタでも漁っていよう。


 ほう……冒険者の物なのかボロボロの武器やら鎧やら、宝石のような物やゴミなど様々な物がある。

 売れば金になりそうなのも多いが……さすがに盗むのは駄目だよな。


 さてさて、結構時間経っちゃったし余り長居はしたくないんだが。


 キャシー大丈夫かな……心配になってきた。


ガサガサ


 お、起きたか?


 「タイシッタイシッ」

 「タイシ、タノシイ」

 「アソボアソボ」


 おおう、すっかりなついたようで起きた途端抱き付いてきた。羽に包まれると暖かい。

 俺の名前も既に覚えたようだ。


 しかし、これ以上遊んでやれる余裕はないな……。


 「明日また来るから、今日はもう帰るよ」

 「ヤダッヤダッ」

 「マダアソブッ」

 「タイシ、ココイテ」


 困ったな……。


 「なら、俺についてくるか?言うこと聞くならいっぱい遊んでやるぞ」


 まだ仲間にするのは早い気もするが、ここに留まるのも無理だしな。


 「イクッイクッ」

 「タイシ、スキ」

 「イッショイッショ」

 「そうか、良い子にするって約束も守れるか?」

 「「「マモルッ」」」


 返事が良すぎて怪しいが仕方ない。


 じゃあ下に降りる……前に服を着ないとな。


 「タイシ、コレ」

 「アゲルッアゲルッ」

 「タカラモノ」


 服と鎧を身に着けていると、ハーピーたちがガラクタの数々を持ってきて渡してくれた。

 ありがたいな。取り敢えず収納袋に入れておくか。


 「ありがとな。よし、じゃあ崖の下に連れてってくれ」

 「ワカッタ」


バサバサ


 今度はさっきより少しだけ丁寧に運んでくれるみたいだ。







 再度お空の散歩を経て、洞窟付近まで降りてきた。

 すると……。


 「ガアァッ」

 「落ち着くっす、キャシー」


 キャシーが堪えきれずに俺を探しに洞窟から出てきていたようだった。ホシコもスーラも必死に引き留めてくれている……すまんかった。


 「おーい、帰ってきたぞー。キャシーは落ち着けー」

 「ま、マスター!!良かったっす」

 「タイシ、トモダチ?」

 「そうだ、俺の大事な友達だからいきなり飛び付いたりしたら駄目だぞ」

 「ワカッタ」

 「遊びたくなったら俺と遊ぶんだからな。俺だけだぞ」

 「タイシ、ドクセンヨク?」

 「なっ……まぁそう言うことで良いよ」

 「キャハハッ」


バサバサ


 「ふぅー到着。遅くなって悪かった……おわっ!!」


ガブリッ

ペロペロ

チューチュー


 キャシーから「お帰りなさいアナタ」と熱烈な歓迎だ。

 今回は俺の気配りが足らなかったからな、なされるがまま愛を享受するとしよう。


 キャシーが手に持っている俺の渡したパンツは見るも無惨な姿だ。


 「そ、その鳥さんたちがハーピーっすか?」

 「ああ、そうだ。だけどまだ言うこと聞くか心配なところがあるから数日はまたこの洞窟で過ごしたいと思ってるんだが……大丈夫か?」

 「問題ないっす。食料さえあれば平気っす」

 「大変な思いばかりさせてごめんな」

 「でも毎日刺激的で楽しいっす」

 「ホシコ……」


 お前から後光が射して見える。


 まぁ取り敢えずハーピーたちを街に連れて行っても百パー安全だと保証できるまではまた洞窟暮らしだな。

 少しは我慢することを覚えさせたり指示に従うようにしたり人を襲わないように躾たりとノルマは多い。


 食料は一応もう一つ買っておいた収納袋にたくさん入ってるし大丈夫だろう。それなりにお金は掛かったが。

 ハーピーたちは魔物を食べさせれば良さそうだな。


 てことで、何とかなりそうかな?



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