〜エピローグ もし過去に戻れるなら〜
もし、過去に戻れるなら、あの頃の私にひとつだけ伝えたい!
「あなたは、必ずここまで来る!」
そして、
「灯りをつけるのは、あなた自身だよ!」と。
離婚という経験は、確かに私を強くした。
あの闇の中で、何度も心が折れそうになったけど、それでも前へ進んだ。
でもね、ひとつだけ言えることがある。
『あんな理不尽な思いは、今世でも来世でも、二度と味わいたくない!』
あれは
『成長のための試練』
なんかじゃない!
ただの暴力で、ただの不条理で、ただの人生の搾取だった。
それでも、私は生き延びた。
離婚が成立して、ようやく自分の人生が少しずつ、戻ってきた。
ただ、一方で職場では、同僚が
「今の彼氏に溺愛されてて幸せなんだ〜」
って写真を見せながらいつも、彼氏の惚気or自慢話をしてくる。
彼氏のことを聞かされるたびに
「だから何?」
「幸せだからって、それを私に押し付けないでくれる?」
って攻撃したくなってしまう。
まるで、1人でいる私に対して、
「惨めな可哀想な人」
って遠回しに、そう言われてるような気がした。
その子も10年前までは既婚者で、子どももいて、妊娠してた時から、元旦那から刃物でDVされてたらしく、それに耐えられなくなったから離婚して、子どもの親権まで、元旦那に取られたっていう地獄の経験をしているはずなのに、
「どうして、そんなに軽々と次に進めるんだろうか?」
「本当に、そういう過去を送ってきてるなら、男の人がトラウマにならないものだろうか?」
と違和感を抱いてしまう。
他にも、
「昔、離婚したことがあるけど、再婚して幸せだ」
って言う人たちがいるけど、
『じゃああなた方は、再婚したことで、前の配偶者との残酷な出来事は、“チャラ”になったんですか?』
と、首をツッコミたくなってしまう。
人の幸せ話に苛立つのは、悪いことじゃない!
この2年間、私にとって、まるで氷のような人生だったし、あまりにも理不尽な経験をしてきたから!
でも、そんな感情を抱えながらも、私は気づいた。
「私は他人の幸せを生きる資格なんてない!」
「私は私の人生を生きればいいから!」
誰かの惚気も、誰かの再婚も、誰かの
『幸せアピール』
も、私の人生とは全く関係ない!
「もう誰にも消させない!」
「もう誰にも奪わせない!」
私は、私の灯りをつけて、今を生きていく!




