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灯りの記録 〜幼少期から実家を出るまでの記録 番外編〜  作者: なかみね ひまり


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第33話 奪われかけた相談室の灯り


相談室に通うようになって、ようやく心が落ち着き始めた頃、クラスの中でも


『トラブルメーカー』


として知られていたヤツが、なぜかお昼の時間だけ、相談室に来るようになった。



その姿を見た瞬間、胸の奥がざわっとした。


よりによって、いちばん関わりたくないタイプのヤツが、私の


『ほっと一息つける場所』


に現れるなんて。



「なんでここに来るんだよ」


「他のクラスメイトに、私と仲が良いって誤解されたら最悪だ」


って心の中で叫んだ。



当の本人は、


「教室がイヤになったから」


と相談室の先生に言ってたけど、私からすれば


「いや、それ日頃の行いが原因でしょ」


「自分で撒いた種なのでは?」


という風にしか見えなかった。



相談室の先生によると、ヤツは1年の時も時々来ていたらしい。けど、


「毎日来るような子じゃない」


と先生は言っていた。


ところが実際には、来る日も来る日も、ヤツは相談室に現れた。



そして、私や先生、相談室登校の子たちが話していると、


「その話、面白くないから」


と言いながら、わざと会話を遮り、自分の話をねじ込んできたこともあった。



先生は、その度に注意してくれたけど、聞く耳を持たない態度だった。それでも先生は、


「手のひらを返すわけにもいかないからね」


と言って、出禁にすることもなかった。



その結果、私がようやく見つけた『居場所』は、また奪われたように感じ、


「また、居場所がなくなるんか」


そう思うと、胸の奥がぎゅっと痛んだ。



もう耐えられなくなり、私は思い切って、担任の先生に相談することにしたのでした。


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