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僕はまた、1日の朝を迎えてしまった。
窓側からはいつもと変わらずカーテンから太陽の光が漏れ出している。
ベッド横にあるサイドテーブルの上では時計が音を立てている。
目覚ましをかけていたが僕はその30分も前に起きてしまった。
まぁそれは仕方ないことだ。
昨日はほとんど1日中寝ていたようなものだ。
しかし、頭はすっきりとしているのに身体はなぜかどっと疲れていた。
「昨日の僕はいったい何をしていたんだろう。」
僕は1つだけ確かな事を知っていた。
それはもう一人、僕という人間がいることだ。
僕の中には自分でも分からない、まったくの別人が潜んでいるのだ。
そしてその人物は僕の休日を奪って、何かをしている。
何をしているかは分からないがたしかに、休日の次の日には僕の家が自分の家じゃないように微妙に生活感が異なっているのだ。
そしていつもなら頭も身体も快調であるのだが今日の所は身体の方が良くない。
昨日見つけた、丸まった紙に書かれていたメールアドレスが気になった。
しかし、時計を見るとそろそろ家を出ないといけない時間になっていたので僕は会社に行く準備をしてから家をでた。




