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異世界ハーレム飛行~アマゾネスの星ってアリですか?~  作者: 印朱 凜
第1章 査察団の到着
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パラス

「ちくしょうめ!」

 

 くしゃみの勢いで、固定されていない体の回転も止まらなくなった。マジックテープ付きの椅子に落ち着くまで、頭を何度か角にぶつけたが、木でできているからあまり痛くはないぞ!


「うーん、最後の移民船の到着から、地球時間で約50年以上経過しているのか……はくちょう座にある恒星ケプラー22を公転するゴルディロックス惑星……人類初の太陽系外植民惑星が、現在どのような状態になっているのか、本当に興味をそそるな」

 

 僕がオペレーター席のスケさんに話しかけると、彼女は尻尾の先からデータを高速受信しながら答えた。


「第二次ケプラー22b開拓移民団の発展ぶりを評価する査察ミッションは32年前……その後、何の音沙汰もなく、10数名のメンバーの消息はそのまま不明ですネ」

 

 スケさんはジャガーの姿をしたアニマロイドで、要するに動物型の生体アンドロイドだ。毛の一本一本に至るまで、剥製以上に細部にわたって再現されている。

 もし彼女を動物園で見かけても、まず本物と見分けがつく人はいないだろう。人語を理解して先生のようにしゃべりまくり、僕を毎日のように辟易とさせる。おまけに身体能力も強化され、あらゆる猛獣の力を上回るときたものだ。

 ちなみに製造ビルトアップされて以来、メモリーが100年以上累積したババアだが、ボディは最新型のをオゴっている。元のオーナーが呼んでいた名前はスコーチャーだったかな?


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