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病弱系アイドル(演技)は暗黒卿(ゴスロリ系)の恰好でダンジョンで人助けをしたらバズってしまった件  作者: 奈楼小雪


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第345話 慰霊の輪島朝市とハプニング

 

 食事を終え少女達と神父さんは、Y〇SHINOYAから出て来る。


「これ、皆でサインしときました!良かったら置いて下さい!」

「あ?はい!?」


 レイは、色紙を店員に渡す。店員は怪訝な顔をしながら、ポイと棚の上に色紙を置いて厨房に戻っていく。


 店員はどうやら、レイとか少女達には興味を持って居ないようだ。


〝店員興味なくて草www〝

〝なんや、コイツって思ってそうww〝

〝雑な置き方で草ww〝


 この様子は、レイの配信用ドローンとY〇SHINOYAが設置しているドローンで即興的配信リアルタイムリリースされてコメントが着く。


 なぜ、Y〇SHINOYAも即興的配信リアルタイムリリースしているのか?


 それには、とある犯罪が関連している。


 警察用語で通称、無線。

 正式名称は、無銭飲食。


 他の飲食チェーン店とY〇SHINOYAが異なるのは、後払い制であること。

 世の中には、そのシステムを悪用して無銭飲食する悪人が居る。そんな悪人を晒す為、考案されたのが室内の即興的配信リアルタイムリリース


 最初は、東京と大阪の店舗で実験的に即興的配信リアルタイムリリースをした所、無銭飲食の激減、さらに店内での暴力行為等の問題行為も無くなった。


 やはり、日本人は他者の目があると大人しくなる民族性の様だ。


 導入した最初の週は売り上げが下がったが、その後は店内の治安の回復及び即興的配信リアルタイムリリースによる宣伝効果により売り上げは増加。

 この実験結果を生かし、全国のY〇SHINOYA店内の即興的配信リアルタイムリリースを行う様にしたのだ。


 勿論、今までは配信者の即興的配信リアルタイムリリースを認めていなかったが、入店時に即興的配信リアルタイムリリース肖像権(プライバシー)モードで有る事が確認が出来れば店内でも配信を許可も始めた。


「「「「「『ごちそうさまでした』」」」」」

「あざーした」


 少女達と神父が出ていく。


 同時に、息を切らしながらY〇SHINOYAの服を着た年配の男が厨房に入って来た。


「あ、店長、今日は夕方のシフトでは?」

「お、おい、色紙は、色紙は?」


 店員の両肩をガクン、ガクンと掴みながら尋ねる。


「あ、それなら、そこの棚の上っすけど?」


 ドタドタと棚の方に走っていき、置かれてる色紙を掴み確認する。


【美味しかったです!Y〇SHINOYAさん!】


 感謝の言葉と共に、周囲に神父を含めた全員の全員のサインが入っていた。置かれた所が、埃の被った棚で埃は少し着いているが払えば問題は無い。


「よ、よかった……無事だ」

「有名な人なんすか?てっきり、色紙で飲食代を踏み倒すと思っていましたけど?」


〝脳が犯罪過ぎるww〝

〝この店員w修羅の世界に生きているのかな?〝

〝なるほど、だから素っ気ない態度だったのか?〝


 この店員が好きなのは、魚釣りでありそれ以外には興味がない。店でアルバイトしているのは、高価な竿やルアーを買う為だ。


「はー、お前は釣りバカだったな……あの子達は公爵令嬢と有名なアイドルだよ!」

「ふーん、そうなんすっつね」


 興味を無さそうに、次の料理の仕込みを開始する。ガラリっと今度は客側の扉が開き、少女が入って来る。


「兄貴いる!」

「どうした、勇魚いさな?」


 名前を呼びながら、厨房からカウンターの方へ出ていく。


「この馬鹿、アニ!」


 少女から右手のグーが飛び出し、バシッと店員の頬を殴る。


「どうして、勇魚いさな?殴られ、グハッ!?」


 今度は、左手が腹に食い込み前のめりに倒れ意識を失う。


「さっきのは、レイちゃんに会えなかった私の分!で、今のは私の最推しを犯罪者の様に扱った全国津々浦々の皆さんの怒りの一撃」


〝妹が強い件ww〝

〝全国津々浦々の皆さんの怒りの一撃ww〝

〝これが、自浄作用じじょうさようちゃんですか?〝


 即興的配信リアルタイムリリースのコメント欄が沸騰する。各SNSでは、【妹乱入】【自浄作用じじょうさよう】【バカアニ制裁】がトレンドに入る。


「店長、こんにちは、すみません、やっちゃいました」

「まぁ、君がやってなかったら僕が殴っている所だった」

「あと、気絶した馬鹿は此処に入れときますね」


 少女は倒れた兄を引っ張りながら、勝手知ったる鍵置き場から物置のカギを取り、物置を開けると兄を放り投げて鍵を閉める。


〝流れる様に、兄を物置に捨てて草ww〝

〝これが、兄妹って奴ですかぁ(震え声)〝

〝そんなのにより「僕がやってた」の店長の声が怖くて草w〝


「あ、もしかしたら、今から行けばレイちゃんに会えますかね?」

「配信を見ると、輪島朝市に献花に行くみたいだよ」

「ありがとうございます、店長」


 頭を下げて、風の様に少女は去っていく。


「ここが、輪島朝市かぁ何もないぜ……」

「リーリエ、お花は持ちましたか?」

「エリーお姉さま、持ちましたわ」


 レイちゃんが呟いた周囲は、焼け焦げた建物が残り、朝市の石畳のあった所は臨時の献花台になっている。


 全員が花を置き、神父が十字を切り少女達が手を合わせ祈った時だった、下から突き上げるな振動と共に焼けた土地の周囲が光りが溢れ出す。


「どうしたんだぜ、ルミ!いったい何が起きている」

『これは、ダンジョンの誕生ですわ!』


 魔力が大地から噴き出し、神父以外の少女達を覆い、神父は魔力で弾き飛ばされる。

 神父が起き上がると金と銀の公爵令嬢達エリーちゃんとリーリエちゃんとレイ、ルミ、テルちゃんを含め六人(●●)の少女達の姿は無かった。


次回 何々しないと出れないダンジョン/ダンジョン三銃士

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