第94話 老人
そこからは一瞬だった。先程まで燃え盛っていた炎は崩れるように消え、辺りに静寂が落ちる。
「……連、お主戻ったんじゃな?」
「……戻った?のかな」
どちらかというと戻ったという訳ではない。
俺は元々天使だ。この"連"として得た神の力は後から得たもの。
つまりこの力を"思い出した"という表現の方が合っているかもしれない。
「それにしてもすごい攻撃じゃったな……あの火霊土神を一方的にボコしておった。」
バチッ
「!?」
……まさか、完全に消しきれなかった!?
やはり即席で作った技では効果が薄いのか?
「燃燃……」
やばい、反応が遅れた、このままだと……
「龍技・八岐之邪龍」
空から八つの光が墜ちる。
ズドォォォン
「雷……助かった」
「ギリギリ間に合ったようだな」
大龍は首の焼け跡を水に着けながら言う。
「ありがとう……死ぬかと思ったよ」
「ふっ、礼には及ばんさ。儂もお前が助けてくれなかったら死んでいただろうさ……。」
確かに危なかった。ネオリス様のお陰で……どうやって接触してきたのかは分からないが助かった。
しかもこの力、「ラーニング」さえあればこれから来る天使や神に対抗できるかもしれない。
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「はぁ、火霊土神はやられてしまったか……元々期待はしていなかったがこんなあっさりやられるとは、この世界の神は我々の神とは比べ物にならんな。」
背中に白い翼を生やした老人は上空から火霊土神の消滅を確認してため息を溢す。
「そろそろ私がやらないといけないね。この世界の者達は思いの外使えない。」
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「それで、大龍。協力してくれるって事で大丈夫だよな?」
「ああ、任せてくれ。明日にでもお前達の住みかにいこう。儂に乗ればお前達の住みかなど半日で着ける。」
「そ、そんなに速いのか……」
俺達が急いで来ても三日以上かかった。それを半日で行けるなんて……。
「当然だ。儂は龍だからな!」
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「天使君は無事に力を使えるようになったみたいだね」
銀髪ショートカットの少女・ネオリスは右手で髪を弄りながら左手で赤色の玉を眺めている。
「このままいけば天使君が歴代の力を全て思い出すのも遅くないかも。僕も用意を進めなきゃ……。」
レベリオ
種族⋮天使、神
レベル⋮第2位階(智天使)
年齢⋮???
属性⋮聖
能力⋮反逆者、ラーニング、森ノ王(木々の怒り、森の宴、花々 の祝福)、仙術(五行術、禁術)
スキル⋮聖光・狙貫、連弾、裂爆、巨砲(x)、飛行(x)、聖盾(x)、神眼(IV)、飛行(II)、実態化⋅精神化(V)、水操作(VI)、液体化(VI)、水鉄砲(VII)、糸操術(V)、酸液(II)、暗視(VI)、鋭牙(V)、鋭爪(V)、斬撃(V)、狼走(VII)、突風(V )、障壁(III)、隠密(II)、音探査(II)、迷彩(II)、陽光(III)、羽刃(III)、装甲(IV)、刃物耐性(IV)、狐火(VII)、黒風(V)、心伝(III)




