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98 レイチェル騎士団……
ンドペキも、黙ってスゥと見つめ合っていた。
自分を親として選んでくれたアヤ。
自分が何とかしなければ。
疲れがピークに達していた。
アヤが出かけて行ったあの夜以降、まともな休息をとっていない。
しかし、ゆっくりしようにも、心に渦巻いている様々な思いがそれを許してくれない。
もうひとつ、気がかりなこと。
東部方面攻撃隊の今後。
スジーウォンに隊長を任せたのだから、と思ってもみるが、隊員達の身の処し方をスジーウォンが示してやれるわけでもない。
自分にしても、そしてコリネルスにしても同じこと。
だが、ハクシュウから託された攻撃隊。
自然消滅、という形だけは避けたかった。
レイチェル騎士団……。
そんな言葉が消しても消しても浮かんでくる。
その可能性はないだろうか……。
それならきっと、隊員達に異存はない。
が、レイチェルはどう言うだろう。
喜んではくれるだろうが、困らせるだけだろうか。
もうそんな必要はないのよ、と。
パリサイドの星はもう近い。
なんとか結論を出さなければ……。




