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9 双戯感謝祭の日に街をうろついて

 大切なことを思い出した。

 今日、十二月二十五日は「双戯感謝祭」

 パリサイドにとって、記念すべき日だと聞く。


 サワンドーレによれば、人類がパリサイドとして劇的な進化を遂げた日。

 ただ祭日といっても、特別な行事があるわけではない。

 己の体を慈しみ、身体を横にしてゆっくりと休むのだという。


「街はほぼすべての機能を停止します。あなた方も、ゆっくり休んでください」

 出かけてはいけないのか、という問いに、

「奇異な目で見られることは、あなた方にとって、よいことではないのでは?」

 と、パリサイドの講師は返したのだった。




 しまったかな。


 サワンドーレの忠告に従わず、アヤとンドペキは双戯感謝祭の日に街をうろついたことになる。

 しかも、夜に。


 フン。


 アヤもンドペキも、マト。

 縛られることのない生を六百年も過ごした身ならば、パリサイドの妙なしきたりに不逞な気分になることは仕方のないことだった。


 パリサイドは太陽に縛られない宇宙空間にありながら、依然として太陽暦を使用している。

 一年は三六五日。二四時間の一日が繰り返される。

 地球の時間軸とパリサイドの時間軸は同じだが、この数百年の間に数時間以上のズレが生じているらしい。

 ただ、地球に戻れない今となっては、どうでもいいこと。

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