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409 彼に、彼氏、好きな人? ができてしまって……

「ところで、チョットマ」

「なあに」

「スミソとの結婚式、日取りは決まったのか」

「えっと……」


 チョットマがぴたりと足を止めた。

「そのうちに……」


 そして、長い緑色の髪の先をいじり始めた。


「ん?」

「彼に、彼氏、好きな人? ができてしまって……」


 スミソが得た体。

 女性の体。


「そうか……」


 スミスは、身を引いたのだ。


「パパ、私は……」



 チョットマを幸せにできないとでも考えたのだろう。

 女と女、だからではない。

 チョットマの心の中に住み続けている三人の男。

 その中で、自分の立ち位置は、などと考えたのだろう。


 他の「男に走った」と見せているに違いない。



 イコマはチョットマを抱き寄せた。

 素直に腕の中に納まったチョットマ。

 緑色の髪が匂う。



「パパ。ママが言ってた。自分が煌めいてるって感じた時の相手と一緒になりなさいって」



 そうか……。

 ユウがそんなことを……。



「でね、私はたぶん……」


 心配などしてないよ。

 きっと君は、最高の恋をして、最高の相手と結ばれて。


「まだ……」


 いつか、ンドペキのこともプリブのことも、そしてスミソのことも、桜色の思い出となり……。



 目を上げたチョットマ。



「ンドペキが好きなんだと思う」


 そう言うなり、腕から逃れ、

「でもさ!」

 と、目を煌めかせた。


「新しい彼氏。すぐ見つかると思う」

 自信たっぷりに笑った。

「きっと」

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