0.拝啓
ーー天国にいるお父様 お母様
元気にしてますか?
天国で楽しんでいますか?
私は、両親の顔を覚えていません。
しかし、幸せに暮らしていたら嬉しいです。
さて、私ごとではありますが、すくすくと成長し、異界防衛隊に所属する事となりました。
親友 神楽坂 無月さんと一緒に所属でき喜ばしい限りです。
防衛隊は、死と隣り合わせな環境ではありますが、同期や上司と力を合わせ全力で努めようと思います。
現在の状況ですか?
ええ、とても素晴らしい環境です。
イケメン先生指導の元、
体力強化や魔法の精度をより強力に更に強くなるよう努力している所存です。
至らない私ではありますが、全力で頑張っています。
だから、お父様、お母様
どうか、どうか
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ー朝ー
「まだまだ体力足らないね、後10周追加」
「あの....100キロあるんですが」
「やっぱり足りない?更に20周追加!」
「ヒュッ」
ー昼ー
「ほらほら、体が再生しないと死ぬぞ」
「首だけの状態に何度もしてるからでしょ!?」
「お!元気じゃないか。更に等分!」
「ちょっと待って先生!?流石に頭半分は死に」
ー夜ー
「ほらほら、ガラ空きだそー」
「あなたが強すぎるんです!!何ですか!?
何発殴っても何故ピンピンしてるんです!!
私、素手で岩破壊できるんですけど!?」
「まだまだだね、ほらっ!またガラ空きだ!」
「ぶへら!?」
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この地獄から助けてください。
あと、イケメンゴリラ先生。
もうちょっとやさし〜くしていただけると....
え?
まだまだ、やる気がある?
次は、体を何処まで分割したら再生できないかの実験をする?
あの....すみませんやめてください死んでしまいます。
えっ?
なんで笑顔で近づてくるんですか?
やっ、やめ、離れてください!
やめてーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!