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31、そして・・・。

 そして時は流れて・・・。






 僕事、鏡原雄三は無事三花ちゃんと結ばれた。思えば色々な事があった。

が、元は気心の知れた2人、心も身体も相性が抜群であり見事当初の目的である両親に孫の顔を見せる事が出来、ひとまず安心した。


 子宝に恵まれ、息子達、娘達はすくすくと育ち僕の妻である三花ちゃんの偉業に負けないように教育している。また少なからず僕自身の三花ちゃんに対する献身的な姿勢が功を制し情操教育に貢献しており性格の良い子供達になった。


 更に時は流れ、僕と三花ちゃん夫妻に子、孫、ひ孫、果てはやしゃごまで産まれ幸せな家庭を築いた。

思えば、僕の前世は独身で過ごしていたが超次元的な現象が起き特殊能力(セーブ&ロード、設定)を得て異性の自分自身と結婚し、幸せな家庭を築き上げた。


 だが、心残りがどうしてもある。それは前世の両親に孫の顔を見せていないという事だ。

僕は今の世界を気にいってるので、前世の両親の夢の中に現在の僕と妻の三花ちゃんが登場して孫の顔を見せるという手段に出た。

大変心苦しいがいわゆる泡沫の夢を見せたのである。


だがしかし、これには納得のいかない僕は三花ちゃんと相談して、話あった結果能力の「設定」で次元超越して両親に会うと事にした。


 似ているけどちょっと違う前世の世界に僕以外、三花ちゃんと子供達は興味深々という顔をしていた。

前もってリスクを考え僕達以外の時間を止める等の対策を講じた。

それに長居は禁物なのですぐに帰還する様にしていた。


 別れを悲しむ前世の両親。だがこれ以上は危険なので名残惜しいが戻る事にした。


ひとまず前世の両親に妻と子供達の顔を見せるという大任を果たし満足した。

相手が異性の自分自身という事はどう思っていただろうか・・・。


 



 そして更に時は流れて、長い長い鏡原家として歴史を受け継ぐ子孫の時代が来て三花ちゃんと僕が伝説になっていた頃別の家庭のとある独身の子が願っていた。

その願いは叶えられて異性の自分自身と結婚して子孫を増やしましたとさ。


 





                                            完

皆様、お久しぶりであります。


ひとまずこの鏡原雄三と三花ちゃんの物語は終わります。


つたない本作品を読んでくださった方々。

誠にどうもありがとうございました。


m(_ _)m

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