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26、高校入学と生徒会

閲覧、評価、ブクマ等ありがとうございます。

m(_ _)m


励みにさせて頂いております。

 僕と三花ちゃんは同じ高校、同じクラスになり学園生活を過ごす事になった。


 「(略)新入生代表、鏡原三花。」


 新入生代表として三花ちゃんが挨拶をし終わると拍手が沸き起こり、しばらく騒然としていたがつつがなく

入学式が終わった。


 教室に入り自己紹介の時、三花ちゃんの順番になりクラスメイト達のささやき声が聞こえてくる。


 「ねえ、入学生代表挨拶した鏡原三花ってあの『みかん』ちゃんじゃない?」


 「そうね、私もそう思う。ぜひともお近づきになりたいわね。」


 「ああ、俺もそう思う。サインが欲しいぜ。」


 最初は他愛も無いささやきが伝播し、そしてクラス中喧噪に包まれた。


 「はい、皆さん。静かに。先生も気になるけどまずは鏡原さんの自己紹介を聴きましょう。」


 担任の教諭が場を沈めて三花ちゃんに自己紹介を促した。


「皆さん初めまして。鏡原三花と申します。

知っている人は知っているかもしれませんが『みかん』の名前で芸能界活動しています。

趣味は水泳とピアノでございます。

以後お見知りおきの程、宜しくお願い申し上げます。」


「「「おお~!本物だ~!」」」


 「TVや雑誌で見るより、可愛いわね~」


 「ねえねえ、みかんちゃんて好きな人とかいるの?」


 「はい、います。」


 「そういえば、木下悟郎さんとの関係はどうなの?」


 「ああ~!俺も知ってる。報道では2人はいい仲だと聞いてる~。」


 「木下さんとは何も関係ありません。先方が勝手に吹聴しているだけでございます。」


 「でも、数々の共演したんでしょ?」


 「わたくしには心に決めた殿方がいます。木下さんには悪いでしょうが興味ございません。

お相手は一般の方なのであまり詮索しないで頂きとうございます。」


 ちらりと三花ちゃんは僕の方を見て話していた。


 「ふ~ん。その意中の人との進展はどうなの?」


 「ええ、上手くいってると思います。この話はここまでにさせて頂きたいと思います。」


 がやがやと教室中が沸き何とか三花ちゃんの自己紹介が終わった。


 そしていく人が自己紹介が終わり僕の番が来た。


 「鏡原雄蔵と言います。宜しくお願い致します。」


 僕は簡潔に挨拶を済ませるが、クラスメイトの1人が質問を投げかけてきた。


 「鏡原と言えば、『みかん』ちゃんも鏡原と名乗っていたけど親戚かなにかか?」


 僕は返事に窮していると、また別のクラスメイトがここぞとばかりに述べた。


 「『みかん』ちゃん事鏡原三花と鏡原雄蔵は許嫁で同じ家に住んでいるんだぜ。

俺も聞いた時は驚いたけど中学校の時は割と有名は話だぜ。」


 そのクラスメイトは僕と三花ちゃんと同じ出身の中学らしくどことなく顔に見覚えがあった。


 「ええ~本当かよ~。俺のみかんちゃんが~」


 等、クラスがまた騒がしくなった。

そこへ担任が、


 「はい、静かに、静かに。」


 ふと三花ちゃんを見ると苦々しい顔を浮かべてそのクラスメイトを見ていた。

このままでは収集が付かないと判断して先生が、


 「その話は本当なのかい?」


 先生も概要はあらかじめ聞いていたけど確認の為に問いただしてきた。


 「はい。私と雄蔵君は許嫁で同じ家に住んでいます。」


 三花ちゃんが答えると、


 「うらやましい~!」と歓声が沸いた。


 場は幾度か騒然としたが何とか収まり自己紹介の続きが行われた。



 そして親友の3人娘事、柏崎恵ちゃん、霧島香ちゃん、日向綾子ちゃんも実は同じクラスになっていた。

いずれも容姿端麗、学業優秀で、入学テストの上位10位以内に入っており、自己紹介のHRが終わった後も、三花ちゃんの周りに来て他の学生達をけん制していた。


 休み時間には三花ちゃんを一目見ようと廊下に人が多く来ていた。

改めて人気ぶりを再確認した。


 本格的な授業は明日からで今日はもう下校するばかりとなった。

そこへ担任の先生からの呼び出しがあり、僕と三花ちゃんは職員室に向かった。

向かった先で先生に頼まれた事があったのだが、中学生時代に生徒会長、副会長をしていた実績を買われ

生徒会役員の一員になるように打診された。


 三花ちゃんは芸能界活動があるからと難色を示していたが、


 「様は中学の時と同じ様に生徒会の一員であると言う実績さえあればいいんだ。」


 「中学の時は生徒会長と芸能界活動兼任できたんだろう?問題無いと思うけどな。」


 等、説得されたがすぐに返答せずひとまず保留にしていた。


 僕と三花ちゃんは相談して生徒会役員になる事を決心し、翌日返答した。


 「いや~。快い返事を貰えて嬉しいよ。」


 「公私ともに忙しいだろうけどよろしくね。」


 先生が言うと三花ちゃんも答える。


 「微力ながら引き受けたからには精一杯頑張りたいと思います。

だけど、仕事で席を外す事が多々あるとは思いますがご了承の程宜しくお願い致します。」


 『みかん』ちゃんが生徒会役員になった。

この事は瞬く間に学校中に広まり、放課後生徒会室の様子を見学する学生が多く現れた。

ちなみに僕も打診されていたので三花ちゃんと共に役員の1人として三花ちゃんと行動を共にしている。



 「鏡原三花ちゃんと鏡原雄蔵君、まるで双子みたいだね。」


生徒会室での一幕。とある先輩役員から言われた。


 「そうでしょうかね?」


 三花ちゃんが答えるが僕と三花ちゃんは双子と言うより、まさに性別が違うだけで同一人物みたいな物。

聞けば思考傾向がそっくりだそうで、たまに僕と三花ちゃんに話かけた時どっちも似たような意見や言動をするらしい。

そういうことは今まで指摘されるまで気付かなかった。

考えようによっては一緒にいる時間が長いから同じ考え方を持ったんだろうと返答した。


 「ふ~ん。そんなもんなのかな?」


 「多分そうでしょうね。」




 今は入学したてなので生徒会役員見習いと言う感じで所属しているが、しばらくして僕と三花ちゃんは生徒会役員に正式に任命された。

そして今後三花ちゃんが生徒会長するのは自然の流れと言っていいと思う。

ちなみに僕も副会長の座についた。


 話題性があり、学校新聞で生徒会会長になった三花ちゃんが張り出されると共に掲示板に学生達が殺到した。

そしてコピーが刷られ全校生徒、先生達に配られた。


 それから間もなく、芸能雑誌に掲載され話題となった。


『美少女ロリ巨乳みかん、中学時代に引き続き高校でも生徒会会長就任!』


 等、見だしを付けられワイドショーのネタになっていた。


 芸能界活動で不在がちな三花ちゃんを僕並びに他の役員一同助力した。

そのかいもあり三花ちゃんは公私共に活動する事が出来、皆に感謝していた。


 そうしてまたもや月日が流れ生徒会としての任期を全うし受験シーズンとなった。

柏崎恵ちゃん、霧島香ちゃん、日向綾子ちゃんの助力もあり、三花ちゃんの不在中の授業の補完をしていたので受験は間違いないと思う。


 センター試験を難なく済ませた。

会場では三花ちゃんが現れた事によりひと騒動起こったが、無事日程を済ませる事が出来た。


 三花ちゃんも僕も大学に無事合格して、その日の晩は合格祝いでささやかながらもパーティーが開かれた。


 実を言うと、大学側より特待生として声がいくつもかかっていた。

それでも三花ちゃんは自力で入りたいと頑固な面を見せ、結果自力合格を果たした。

地元の小学校、中学校、高校では三花ちゃんが見事大学合格を果たした事を祝っていた。

ちなみに僕も三花ちゃんと同じ大学に合格した。


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