ホンダラアホンダラ 拾玖
けとられていないか……?
アポー鳥は飛んでいる。
ひたすらアポー鳥は飛んでいる。
ゆっくりゆったり羽ばたきながら、アポー鳥は飛んでいる。
時折、アポーッ! アポーッ! アポーッ! と、参回鳴いたりして、アポー鳥はゆっくりゆったり羽ばたきながら飛んでいる。
「艦長? アポー鳥は、鳥玉へ壹向に辿り着きませんねえ」
「壹月半位になるのか?」
「ほぼそうですね。拾肆日目です」
「ほぼだな……つけてるのを、やつらにけとられてはいないか?」
「そうですね……けとられていないとは言えない状況ではありますね」
「他の艦も、痺れを切らしてるだろうな?」
「ですね。ダシンして聞きますか?」
「いや、いい。わたしの戯言だよ」
「もうそろそろ諦め時ではないでしょうかね?」
「ふん……そうだな。手ぶらては帰りたくは無いんだかな……?」
「艦長! 霧です! これは! 鳥玉の前兆ては!」
「おお! やっと来たか! 他艦へ、ピーピピダシンだ!」
「了解しました!」
ピーピピッ! ピピピピピッ! ピーピーッ! ピーピピピピピッ!
アポーッ! アポーッ! アポーッ!
アポーッアポーッ! アポーアポーアポーアポーッ!
アポーッ! アポーッ! アポーアポーアポーアポーアポーアポーアポーアポーアポーアポーアポーアポーアポーアポーアポーアポーアポーアポーアポーアポーアポーアポーアポーアポーアポーアポーアポーアポーアポーアポーアポーアポーアポーアポーアポーアポーアポーアポーアポーアポーアポーアポーアポーアポーアポーッアポーッ……。
「艦長! アポー連呼音とらえました!」
「よし! 鳥玉を確認後、アポー音ロック射出しろ!」
「鳥玉確認後、アポー音ロック射出します! アポー音ロック射出準備だ!」
「アポー音ロック射出準備完了しました! 何時でも射出出来ます!」
「艦長何時でも行けます!」
「鳥玉確認後、アポー音ロック射出のち潜るぞ! アポー音ロックからのデータよりホンダラ玉の範囲を各艦へ送信! 本艦が栄光の第壹パックラインだ!」
「イエッサー!」




