ホンダラアホンダラ 拾伍
……チュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュッ……
「ガリッチュウの大量発生だあ~っ!」
「そんな筈ないよ? ガリッチュウは、もう駆除しきってると聞いてるぞ? 拾参期目撃情報も糞、死骸、ガリガリ痕も見っかってなんだぞ?」
「馬~鹿! 目の前の現実から逃避してんじゃねえぞ!」
「そんな筈絶対にない! 筈……だ……が……クリンクリンの愛らしい目の最後の壹匹を、荒れ狂う鉛色の海に放り投げたのはオレなんだぞ!」
「バッキャロー!! 目の前の現実を受け入れろ! 目を覚ましやがれぇっ!」
バッキャロー拳が頬にめり込み床に叩きつけられ……。
意識が飛びそうになるのをこらへて……軽く弍、参回首を降りながら突然の頬の痛みをなでなでしながら……現実をやっと受け止めることになる。
チュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュッ……。
容赦なくトオリスギテゆくガリッチュウの群れ群れ群れ……。
「……そ……そんな……」




