縦軸 裏(枝壹 Π2(仮)) 壹乃拾弍
じゃあ! 悪い知らせは無いんですね!!!
ペコリ……。
何故だろう? ものすご~く、いいにく~い。
「もう……やめてってぇ……みんな! 頭を上げてよ!」
頭を垂れながら、みんなそれぞれがチラチラ、チラチラ、チラ見している。
頭を垂れまたで。
「もう! われわれは悪い方の知らせからじゃないと、聞けないゾーンに突入中なんです! どうぞ悪い知らせをお願いします」
「お願いします! わたしたちにその悪い方のお知らせを浴びせて下さい!」
せーの。
みんなで声をそろえて。
お願いします!
「そんな~っ……何も言ってないのに、早とちりし過ぎなんだからあ! 壹事も悪い知らせなんて発してないでしょ……? みんな! 冷静になって……まずは、頭を上げましょうね!」
「いやです! まだ、悪い知らせのモヤモヤがふっしょくされてませんので……」
右に同じ、右に同じ、右に同じ、右に同じ、右に同じ、右に同じ、右に同じ、右に同じ、右に同じ、右に同じ、右に同じ、右に同じ、右に同じ、右に同じ、右に同じ、右に同じ、右に同じ、右に同じ、右に同じ、右に同じ、右に同じ、右に同じ、右に同じ、右に同じ、右に同じ、右に同じ……。
「それならば! 断言して下さい!」
「断言って……? そんな大袈裟な……」
「ほ~ら! 断言出来ないんじゃ無いですか?」
「悪い知らせの方からお願いします!」
「ええっと……多分ね」
「多分って……?」
「これは、わたし的にはだからね。多分無いかなって思うよ」
「じゃあ! 悪い知らせは無いんですね!」
「多分だよ……」
「悪い知らせは無いんですね!!」
「多分ね……」
「悪い知らせは無いんですね!!! はっきり言って下さいよ!」
「それはみんなで判断してよ!」
「あっ! 開き直った!」
「はい! 着席! そのままでも、もう始めちゃうからね!」
「あっ! 怒らないでよ? みんな! 着席しよ!」
「だね……」




