運命の始まり
どうも皆様、マウンテンゴリラの此峰と申します。
この度ページを開くと言うバナナ栽培より素晴らしい事をして頂きありがとうございます。
因みに私はバナナよりリンg(ry
至らぬ部分もありますが、ホットミルク位の温度で見てくださいまし。
では…始まります。
「よっと…ふう…物が多いな。」
一息を付きながら額の汗を拭う。
比較的顔の整った黒髪の少年は、季節も冬な為、緑色のパーカーに黒いジーンズを履き、厚手の格好で片付けをしていた。
青年はそこに積み上げた本の上に座り込み、休憩を始めたのだった。
「ちょっと休憩だな…」
俺は東京の一画に住んでいる孤独な少年だ。
あ、因みにイケメンだから…ここテストに出るんで、間違えたら0点な?
今親父の部屋を片付けているところだ。
俺の母親は去年脳出血で亡くなった…機械考古学者だった親父は出掛けていったっきり16年前に居なくなってる。
写真で見た程度しか知らない父親だけど、ほんの少しだけ遊んだ記憶がある。
それに、常に机に向かってて、難しい話とかしてたっけな…
たまに親父の部屋から本とか借りながら勉強してたら機械とかに強くなった。何せ俺は天才だからな!
もうすぐここも出てかなきゃならない。
両親を無くした俺にとってこの家はでかすぎるからな、引っ越すことにしたんだ。
で、親父の部屋に何かめぼしいものがあれば持っていこうと片付けているのだ。
そして…後はこのデカイ本棚を移動させて…パーフェクトだ。
「うお!?」
と、そこで少年は持ち上げた時に本棚の中身をぶちまけてしまった。
何故最初に下ろさなかったのか…自分語りの前にやることがあるだろうと言う情けない状況にとほほと彼は本を拾い始めた。
「…全く…ん? なんだこの本は?」
ふと、目の前に落ちた二冊の本を手に取った。
見たことの無い模様が付いているし、一方には真ん中に宝石みたいなのが埋め込まれている。
こんな本何処にあったんだよ…本当に親父って良くわかんねぇよな。
取り敢えずその二冊は机に起き、めぼしい本や工具、道具などは持ってきていたリュックに閉まった。
ちょっと休憩がてらにこの本読むか…
俺はリュックを肩に掛けながら椅子に半分座ってその二冊を読み始めた。
「何これ、花か?
にしてはずいぶん変わった花だな…何処の国の花だよ。
てか何この文字、見たことねぇから読めねぇぞ…」
横文字なのか、それとも記号なのか良く分からない文字が書かれている。
そもそもこれ文字かよ…幾何学的な何かを感じずにいられないぞ。
取り敢えずは読めないので、真ん中に描いてある花の絵をペラペラと捲りながら最後のページまで流し読みした。
まあ…うん、わからんが持っておこう。
次はこの宝石がついた本だ、どれどれ…って
「これ白紙じゃねぇか!! 表紙詐欺じゃねぇか今頃そんなの流行らんぞバカ野郎!」
と声に出して突っ込んだが、勿論俺一人なのでそのあと凄く虚しくなった。
何処を開いても白紙…結構分厚いのだが本当に何か描いてないのだろうか?
と、最後のページを開いたところでやっと何か描いてあった。
ようやく文字が見える…あー文字最高…
しかも日本語だやったぜ!
どれどれ…
俺が開いたページには、真ん中に一文だけ、たった一文だけしか書かれていなかった。
それを見た俺は疑問しか浮かばず、気になるその言葉を不意に復唱した。
「"我が道に標をもたらす最愛の相棒よ来たれ"?」
その言葉を口にした瞬間だった…
プツン…と何か、糸が切れるような音が聞こえた気がした。
突如その本のページが風と共にペラペラと巻き戻っていく。
そしてその本は小刻みに震え出す。
「どわぁ!? なんだなんだ!? どうなってんだよ!?」
次第に風は周りの散らかった物を空中に巻き上げ、俺を中心に渦を作り始めた。
そして荒れ狂うようにページが巻き戻るその本からは次第に強烈な光を発し始めたではないか。
どうなってんだ…何が起こったんだ?
って何か本が光り出したんだけど何これ、新しいイルミネーション的な?
じゃねぇ! そんな場合じゃねぇだろこれ! どうすんだよ!!
どうにかして本を押さえるも、何か強い力で電流が走ったように手が弾かれる。
そして…俺の目の前を次第に光が包んでいく。
「なんだよなんだよ! 全然パーフェクトじゃねぇ! 最悪じゃねぇか!
うわぁぁぁぁぁああああ!!!」
渦巻く風と光と共に、彼の体の感覚が次第に体を離れ…宙に浮く感覚を感じながら…そして彼は光に飲み込まれていった。




