文化祭②
「はぁぁぁぁ!!!死ぬ!!!」
「夏蓮大丈夫??」
「美和さん!わたしの心臓持ちません」
という夏蓮。案の定梨佳に抱きつかれて発作が起きてしまったww
「まぁ確かにいつも見ている梨佳でも少しぎゅってされたときドキっとしてしまったけど」
美和が言う。
「お前ら耐性が無いなぁ」
「そりゃあんたに比べればね!」
「愛梨は大丈夫みたいだな」
「ぎゅってされたときはちょこっとドキってしましたけどなんか妹みたいな感じなので
居心地がいい感じでしたww」
<<<コンテストに出る方は準備のため体育館にお集まりください>>>
校内放送が鳴る
コンテストは15時からだったよな確か・・・
「この学校のコンテストなんか理由は良く知らないんですけど高校生の雑誌とかに載るみたいですよ?」
瀕死の夏蓮が言う。
「あ、それさっき友達に聞きました!なんかうちの理事長とその雑誌の偉い人が幼いころからの友人らしくて先月の雑誌にこのコンテストの記事も載ってたみたいです。ほら」
そういって愛梨が雑誌を取り出す。
〇〇ティーンか・・・見たことないけど可愛い感じの雑誌だ。
「ここです」
そういって愛梨が特集ページに指を指す。
「あ、ほんとだ」
「ってかこれ」
「そうなんですよ梨佳さんが優勝候補筆頭なんですよ!!だからあんなにさっき梨佳さんに
女子がいたわけです、しかもここにちゃんと男子って書いてあるから余計に女子が来てしまってる訳ですよ。可愛い男子好きな女子って案外多いですからね。」
「まぁ確かにな」
どおりで女子の数が多いなと思ったんだよ。
そういって体育館に入り自分の席に着く。
プログラムの順番は
料理→生け花→コスプレ→特技披露
の順だ。ん・・・特技披露だなんて聞いてないぞ
梨佳のやつ大丈夫か??
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<<<それではこれより第30回美少女コンテストを始めたいと思います>>>
やっと始まるか・・・梨佳・・・大丈夫かな・・・
「ってか人多くね?」
「確かに」
美和が言う
「この体育館のキャパは1000人って聞いてます」
愛梨が言う
「明らかに1500人は入ってるんじゃないですか??」
夏蓮が言う。
私たちは特設で設置されているランウェイの最前列にいる。
「しかし学校も良くこういうの作るよなぁ」
「経費の無駄ってやつね」
「まぁそれだけこの企画が人気なんでしょうね・・・」
<<<それでは最初にコンテストに挑む18人の美少女をご紹介しましょう!!まずは1年生から!!>>>
「1年からか」
「1学年6人ずつみたいですね」
愛梨が言う。
<<エントリーNo1>>
どんどん名前が呼ばれていく。梨佳は最後のほうだなきっと
<<エントリーNo6!!>>
「いよいよきますね」
「真打ってやつだな」
<エントリーNo6!!一ノ瀬梨佳!!その顔からは男の子とは思えない顔立ち、あの芸能事務所も狙ってるという噂あり、今大会の優勝候補筆頭!!>
そういって梨佳が紹介されるとランウェイを歩きポーズを決める
<<<かわぃぃぃぃ~!!!!!!!!!>>>
会場の女子が声を上げる、とそれと同時にたくさんのシャッターが光る
「なんかほんとにモデルさんみたい」
「なんかほんとにスターって感じ?」
<<それでは早速第一審査に参りましょう!まずは1年生からです!>>
そういって1度会場が暗転する。
料理と言っても18人もいれば場所が必要になるため
1学年6人ずつ行うようだ。
<<さぁ今回作って頂くのは・・・・・お味噌汁です!!>>
味噌汁かぁ・・・案外味噌汁って難しいんだよな、、、さぁうちの梨佳ちゃんはどうするんだか・・・




