バイト
「もう終わって今から着替えてくるからちょっと待っててくださいーっあっ梨佳さん!お父さんが話したいことあるって言ってましたよーっ!」
愛梨さんはそう言うと厨房の奥へ行ってしまった。
なんだろう話って・・・
「申し訳ないね、愛梨のためにみんなを待たせてしまって」
愛梨さんのお父さんがみんなに言う。
「いえいえ!あっ愛梨のお父さん、梨佳に話があると聞いたんですけど」
お姉ちゃんが聞く。
「あぁ、愛梨が言っていたか、いや、実はねこのお店を初めて3年になるんだけど最近お客さんが増えてきてね、私と妻と愛梨でなんとか頑張ってるんだけどそれでも最近厳しくてね、それで手伝ってくれる子を探してるんだよ。それで愛梨が最近楽しそうなのを見てるとこっちまで嬉しくてね、だから愛梨が信頼している子に手伝ってもらいたくてね、愛梨に聞くところによると梨佳くんなら手伝ってもらえそうと思ってね・・・他のみんなは運動部だから時間がないと聞いたから・・・梨佳くん、どうかな?」
「僕でいいのですか??」
「もちろん!性格の良さも愛梨から聞いているし、何せルックスも抜群じゃないか!!良かったら手伝ってもらえないかな?もちろんお給料も出すし梨佳くんに来てもらえれば愛梨も喜ぶと思うんだ・・・どうかな?」
「えー・・・っとお姉ちゃん?」
「せっかく誘ってもらえたんだし、やってみればいいんじゃねーか?なかなか誘われて仕事なんて出来ないんだし、しかも愛梨のお父さんや愛梨なら気を使わなくても大丈夫だろ?」
「お姉ちゃんがそう言うなら、僕やりたいですっっ!」
「本当か??とってもありがたい!!!」
「あっでも手伝うのは全然良いんですけどひとつ条件があります」
「なんだね?ま、まさか愛梨のことか?それはまだ早いぞ!いくらなんでも高校生でけ、結婚だなんて!!けしからん!!うらやまし・・・けしからんぞ!」
「違いますっ違いますって!!」
しかもなんか本音が透けて見えたような・・・
「ん?違うのか?なんだね??」
「メニューにある料理を教えてほしいんですっっ!!」
「料理を??」
「はいっ今日食べたパスタすっごく美味しくて・・・・ぼくも作りたいなって・・・」
「そうか、そーゆーことか!そんなの全然構わないよ。むしろたくさん教えてあげるよ」
「それじゃやりますっ!」
「そーかそーか!梨佳くんありがとう!愛梨も喜ぶよ。」
「はい!っ」
「お待たせー!!」
「あっ愛梨さん!」
「愛梨、良かったな、梨佳くん手伝ってくれるって!」
「ほんと!?梨佳さん!」
「うん!部活とか家事とかに支障が出なければ全然大丈夫!ね?お姉ちゃん」
「うん!もちろん!愛梨と一緒なら梨佳も安心だし、梨佳のことよろしく頼むよ!!」
「はいっー!!うわー!!嬉しい!!! 」
「よろしくね愛梨さん!!」
「うんっっ!!ビシビシ指導しますからねー!!」
「はいっ!!愛梨せんぱい!!!」




