初出勤
今日から本格的に愛梨さんのとこで働く。
ちょこっと心配というか・・・不安だ・・・。
「梨佳さ~ん制服届いてましたよ~!!はいこれっ」
愛梨さんはそう言って僕にダンボールを手渡す。
「けっこう重いんだね・・・」
「うんっコスプレ用とかじゃなくて仕事で使うから本格的なやつですよ~」
愛梨さんにそう言われてダンボールを開けてみる。
中には黒のワンピースとエプロン、カチューシャ、ニーソックス・・・
「あれこれってメイド服じゃ・・・」
「そうだよ??梨佳くんにはやっぱメイド服でしょ!あれ?嫌だった??」
「いや、そういう訳じゃないけど男だから流石にメイド服はないと思ってたよ・・・」
「まぁまぁ梨佳くんなら絶対似合うから!!隣の部屋空いてるから着てみなよ!」
「うん・・・」
まさかメイド服を着て仕事をするとは・・・
これは計算外だったなぁ・・・
まぁ可愛いデザインだし嬉しいけど。
「愛梨さん~着れたぁ」
案外すぐ着れるんだねメイド服って・・・
でもこのメイド服すっごく生地がしっかりしてる。
「梨佳さん!!可愛いぃぃぃ!!!!」
愛梨さんはそう言ってぼくに抱きついてくる。
「ちょっと!!!愛梨さん!!!恥ずかしいです!!!」
「梨佳さんほんと可愛い!!」
愛梨さんが言う。そ~かな~??
「梨佳さん本当ですよ~!ほら鏡見てください~」
「あっ・・・・」
確かに可愛いかも・・・。
自分で言うのもあれだけど・・・華奢な体に細い足、ポニーテールなのも
幸いしたかな・・・
「ね?可愛いでしょ??」
「うん・・・愛梨さんほどじゃないけどね!!」
「またまた~梨佳さんはほんと自己評価低いんだから~!!」
愛梨さんが言う。まぁ男ですし・・・笑
「お父さ~ん、お母さ~ん!梨佳さん着替え終わったよ~!!」
「遅くなりましたぁ・・・」
「おお!!!これは凄い!!」
「梨佳くん、愛梨よりその服似合ってるんじゃない??」
愛梨さんのお父さんとお母さんが言う。
「いぇいぇ・・・ちょっと恥ずかしいです。」
「そういえば申し訳ないね、男の子なのにメイド服なんて着させて・・・でも実際見たらすごく似合ってる。」
「ほんと申し訳ないね・・・愛梨がどうしてもって・・・」
「愛梨さんそうだったの??」
「せっかく一緒にお仕事するなら一緒の服着たいな・・・って思って。」
「そうだったんだ・・・愛梨さんが喜んでくれるなら全然いいよ!!」
「ありがとっ梨佳さん♪♪」
「さっ!!そろそろお店空けるからね!愛梨に梨佳くん!よろしく頼むよ。」
そう言って愛梨さんのお父さんがお店を開ける
大丈夫かな・・・やっぱ不安だ。
「なんかあったら、一人で考え込んじゃだめだよ?」
「うん!わかんない事あったら教えてね!!」
「もちろん!」




