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伏見宮と天皇家  作者: やまのしか
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103/105

氏族と豪族 ②

『新撰姓氏録』では、8代孝元天皇の皇子「大彦命」を祖とする後裔が、

以下の39氏いると記載されている。


【左京皇別】

①「阿倍朝臣」(あべのあそん)

②「布勢朝臣」(ふせのあそん)

③「完人朝臣」(ししひとのあそみ)

④「高橋朝臣」(たかはしあそん)

⑤「許曽倍朝臣」(こそばのあそみ)

⑥「阿閉臣」(あへのおみ)

⑦「竹田臣」(たけだのおみ)

⑧「名張臣」(なはりのおみ)

⑨「佐々貴山公」(ささきやまのきみ)

⑩「膳大伴部」(かしわでのおおともべ)

⑪「阿倍志斐連」(あべのしひのむらじ)

【右京皇別】

⑫「若桜部朝臣」(わかさくらべのあそん)

⑬「阿閉臣」(あへのおみ)

⑭「伊賀臣」(いがのおみ)

⑮「阿閉間人臣」(あへのはしうどのおみ)

⑯「他田広瀬朝臣」(おさたのひろせのあそみ)

⑰「道公」(みちのきみ)

⑱「音太部」(おとふとべ)

⑲「会加臣」(えかのおみ)

⑳「杖部造」(はせつかべのみやつこ)

【山城国皇別】

①「阿閇臣」(あへのおみ)

【大和国皇別】

②「坂合部首」(さかいべのおびと)

【摂津国皇別】

③「高橋朝臣」(たかはしあそん)

④「佐々貴山君」(ささきやまのきみ)

⑤「久々智」(くくち)

⑥「坂合部」(さかいべ)

⑦「伊我水取」(いがのもひとり)

⑧「吉志」(きし)

⑨「三宅人」

【河内国皇別】

⑩「阿閇朝臣」(あへのあそん)

⑪「阿閇臣」(あへのおみ)

⑫「日下連」(くさかのむらじ)

⑬「大戸首」(おおどのおびと)

⑭「難波忌寸」(なんばのいみき)

⑮「難波」(なんば)

【和泉国皇別】

⑯「膳臣」(かしわでのおみ)

⑰「宇太臣」(うだのおみ)

⑱「松原臣」(まつばらのおみ)

⑳「他田」(おさだ)


多くの「皇別氏族」の始祖としての代表的な人物は、

8代「孝元天皇」の孫(または曾孫)「武内宿禰」である。

『古事記』では「武内宿禰」の7人の皇子の後裔に、

「蘇我氏」

「巨勢氏」

「平群氏」

など、以下27氏があるとされている。


▪「波多八代宿禰」(はたのやしろのすくね)

①「波多臣」

②「林臣」

③「波美臣」

④「星川臣」

⑤「淡海臣」

⑥「長谷部君の祖」

▪「許勢小柄宿禰」(こせのおからのすくね)

⑦「許勢臣・巨勢臣」

⑧「雀部臣」

⑨「軽部臣の祖」

▪「蘇賀石河宿禰」(そがのいしかわのすくね)

⑩「蘇我臣」

⑪「川辺臣」

⑫「田中臣」

⑬「高向臣」

⑭「小治田臣」

⑮「桜井臣」

⑯「岸田臣の祖」

▪「平群都久宿禰」(へぐりのつくのすくね)

⑰「平群臣」

⑱「佐和良臣」

⑲「馬御樴連の祖」

▪「木角宿禰」(きのつののすくね)

⑳「木臣・紀臣」

①「都奴臣」

②「坂本臣の祖」

▪「久米能摩伊刀比売」(くめのまいとひめ)

▪「怒能伊呂比売」(ののいろひめ)

▪「葛城長江曾都毘古」(かずらきのながえのそつびこ)

③「玉手臣」

④「的臣」

⑤「生江臣」

⑥「阿芸那臣の祖」

▪「若子宿禰」(わくごのすくね)

⑦「江野財臣の祖」

合計27氏


平安初期に編纂された『新撰姓氏録』には

総計1,182氏名(うじな)が記載されており、

明治初期に作られた『華族類別録』には

504華族の氏名が記載されている。


第11代垂仁天皇(すいにんてんのう)には9人の皇后妃と17人の子がいた。


皇后➊「狭穂姫命」(さほひめのみこと)「彦坐王」(ひこいますのみこ)の女

子①「誉津別命」(ほむつわけのみこと)


皇后❷「日葉酢媛命」(ひばすひめのみこと)「丹波道主王」(たんばのみちぬしのみこと)の女

子②「五十瓊敷入彦命」(いにしきいりひこのみこと)

子③「大足彦忍代別尊」(おおたらしひこおしろわけのみこと)

子④「大中姫命」(おおなかつひめのみこと)(古事記では大中津日子命)

子⑤「倭姫命」(やまとひめのみこと)

子⑥「稚城瓊入彦命」(わかきにいりひこのみこと)


妃❸「渟葉田瓊入媛」(ぬばたにいりひめ)「丹波道主王」(たんばのみちぬしのみこと)の女

子⑦鐸石別命(ぬてしわけのみこと)

子⑧胆香足姫命(いかたらしひめのみこと)


妃❹「真砥野媛」(まとのひめ)「丹波道主王」(たんばのみちぬしのみこと)の女

子供:なし


妃❺「薊瓊入媛」(あざみにいりひめ)「丹波道主王」(たんばのみちぬしのみこと)の女

子⑨「息速別命」(いこはやわけのみこと)

子⑩「稚浅津姫命」(わかあさつひめのみこと)


妃❻「迦具夜比売」(かぐやひめ)「大筒木垂根王」(おおつつきたるねのみこ)の女

子⑪「袁那弁王」(おなべのみこ)


妃❼「綺戸辺」(かにはたとべ)「弟苅羽田刀弁」(おとかりはたとべ)の女

子⑫「磐衝別命」(いわつくわけのみこと)

子⑬「両道入姫命」(ふたじいりひめのみこと)


妃❽「苅幡戸辺」(かりはたとべ)「弟苅羽田刀弁」(おとかりはたとべ)の姉

子⑭「祖別命」(おおちわけのみこと)

子⑮「五十日足彦命」(いかたらしひこのみこと)

子⑯「胆武別命」(いたけるわけのみこと)


妃❾未詳

子⑰「円目王」(つぶらめのみこ)


次回、この垂仁天皇の系譜を解説する。

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