第2話パート9
吉田が指さしたものは天井のダクトだった。
加藤「怪盗の侵入口の定番ですからね。一応、しらべましょう!」
吉田「ああ。先輩!脚立ありますか?」
部長「ん?ああ。さっき警察が使ってたからエントランスにあると思うが……なんに使うんだ?」
吉田「一応、ダクトの中を覗いとこうかと思いまして。岩本、取ってきてくれ。」
岩本「はい!」
岩本が取りに行くと部長は
部長「お、おい!やめておいたらどうだ?危なそうだし、何よりカバーを開けるドライバーがないだろ!」
と止める。
そう言われた吉田は辺りを見回しながら、
吉田「あっ、そうでした。誰かドライバー持っていないか?」
と聞いた。
花山(いやいや、ドライバー持ち歩いている人なんているわけないでしょ…)
船山「あ。そういえば…
あった。『万能ドライバー!』。」
花山(あるんかい!)
吉田「おおっ!助かった。ありがとう。」
花山(ツッコめよ!)
岩本が脚立を持ってきてダクトの下に設置すると加藤が
加藤「先輩、自分が登ってもいいですか?」
と訊いた。
吉田「ああ。大丈夫か?」
加藤「はい。こんな時のためにゴムガンを用意してきましたから。」
と言いながらポケットからゴムガン〔ちなみに正式名称は(非殺傷弾用エアコッキング式ガン)である。〕を取り出した。
加藤は脚立を吉田に支えてもらいながら慎重に登った。
ダクトの中を覗き込むと、展示室側へと続く側に箱らしきものがあるのが見えた。
加藤「先輩!ダクトの中に銀色の箱らしき物体があります!」
と加藤が叫ぶと
部長「なに!?爆弾かもしれん!触らずに降りてこい!」
との声。
加藤は仕方なく脚立を降り、腕時計を見た。
予告された時間まではあと1分しかない。
その時だった。




