あの時残された俺は.......
あの時、俺は何がいけなかったんだろう。
生徒会引継ぎ式後の体育館に残された少年は時岡が来るまで待たないといけないようだ。
周囲の生徒会の人間は学ランの下にボディーアーマーを着こみ、ガチャガチャとうるさい音を反響する体育館の中でヒビカセまくり、装備のない少年を見てはバカにするような視線を送ってくる。
少年はそんな視線にどう返したらいいかわからず動揺してしまう。
動揺した少年を見た生徒会副委員長で俗にいう陽キャといわれている「藤岡」
は日焼けをしたどこにでもいそうな個性のない顔をにやにやとさせて糸を引いている口を開き、拡声器のような甲高いを声で言い放つ。
「おいおいこいつまた残らされているぜ?居眠りなんかするからだよ。馬鹿だな」
と持っていた銀色の折り畳み式金属製椅子を置き、腹を抱えながら言い続ける。
言い続けている藤岡を周囲の人間は一切止める気配がない。
ほかの生徒会の連中は金色の真鍮製生徒会バッチを学ランやセーラー服の上ポケットの外側に引っ掛け自慢するかのように着込んでいる。
生徒会の連中が着けている真鍮のバッチがが体育館の屋根に吊り下げられている照明の明かりを反射し、悪党ように扱われている少年の眼球に向かってピカピカと差し込んでいく。
「う、目が!目が痛い」
少年は目の痛みに耐えきれずに叫んでしまう。
だがその叫び声を気にしてやめる善良な生徒会連中はここの学校には誰一人いなかった。
むしろ高笑いする人間が増える始末だ。
少年は自分の何がいけなかったんだろうと考え始める。
考え始めると次々と思いだしてくる。
中2の7月。あの時の俺は政府公認学校「中度教育機関 柏支部」に不満を持ち止めてしまったんだっけ。
それで少年はは学区内に合った公立の中学校「松井市立並川地区中学校」に転校するしかなった。
転校初日は確か晴天だったはずだ。
晴天だからなのかあ知らないがとにかく気温が高く、蒸し焼きにされるような感覚を味わった。
無駄に長い階段をさっき走っていた時と同じようなゼイゼイという呼吸音をお構いなしにしてしまったこと。
周囲のクラスメートが6月の全校文化祭で盛り上がっているときに冷笑してしまったことなのかもしれないしって思い返してしまうときりがない。
「はっ!」と気が付いた少年は時岡が来るその時までを慎重に待つ。
体育館の2階の大きなよく磨かれた窓からは暗くなった青空が夕焼けを多り越して真っ暗な星一つない夜空に代わってしまい、窓越しに見えたのは月ではなく、別の星からこちらを監視しているという噂の衛星のドット1つ分の光と、アーティストによる空間の裂け目のような5角形の星のような白い図形だった。
少年は窓から見えるその光景におびえることはなかった。
なぜなら毎日夜になるとこんな光景が広がっているからである。
少年はそんな光景に少し安堵しながらも、生徒会の連中が家に帰り出した体育館の中でただぼーっと待っている。
皆様こんにちは社会不適合中学生です。
皆様お楽しみいただけたでしょうか。
私は正直能力がないと思っています。
こんな零細の作品を読んでくださりありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします




