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イケメンを拾うと世界が変わる  作者: ろみ


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魔王の役目 1

「お兄ちゃん、ちょっとまずいかもしれない」

「ナツ、今度は何をした」

 ある晴れた日の昼下がり、私は製薬部に顔を出した帰りにお兄ちゃんの執務室にお邪魔している。私が問題を起こしたと決めてかかっているお兄ちゃんに、まず一言物申したい。

「トーコちゃんと、将来についてちゃんと話してる?」

「何の話かと思えば、当たり前だろう。俺はトーコの考えを尊重しているし、トーコも俺の事を考えてくれている。気持ちは通じている」

 マジか・・・。

 私は遠慮なくお兄ちゃんに無慈悲な鉄槌を下した。

「お兄ちゃん、良く聞いてね。現時点で、トーコちゃんはお兄ちゃんと結婚する気は全くないから」

「はあ?」

 お兄ちゃんは何言ってんだこいつと言わんばかりにこちらをマジマジと見てくるけど、こちらだって冗談を言っている訳じゃない。

「は?・・・いやいや、ナツ。何をふざけた事を」

「ふざけてないし本当の事だから。さっき聞いたから」

 ニコリともしない私を見て、お兄ちゃんもさすがに真顔になる。

「・・・ちょっと製薬部に行ってくる」

 私とお爺ちゃん達を置き去りに、お兄ちゃんは執務室から姿を消してしまった。

 嫌な予感しかしないので、私とお爺ちゃん達もすぐにお兄ちゃんの後を追う。

 当たりをつけてトーコちゃんの執務室兼研究室に転移すると、お兄ちゃんはトーコちゃんから直接に無慈悲な鉄槌を食らっていた所だった。

「私とカイトが結婚するわけないじゃーん!」

 トーコちゃんは良い笑顔で、何の躊躇もなく言い放っていた。

 それを受けたお兄ちゃんは、トーコちゃんの目の前に膝を付いて崩れ落ちている。

「あの、トーコちゃん」

「あれ、ナツ。忘れ物?」

「そうじゃないけど、あの、お兄ちゃんとは」

「だから、私とカイトの婚約は便宜上の物なんだよ。宰相閣下に頼まれたものだし、そのうちに良い頃合いで解消すると思う。カイト、誰かいい結婚相手が見つかったの?」

 お兄ちゃんは床に頽れたまま一言も発しない。

「あの、あの・・・。トーコちゃん。また後でね!」

 ここはいったん撤収だ!

 物言わず蹲るお兄ちゃんと一緒に、再びお兄ちゃんの執務室に私達は戻ってきた。

 お兄ちゃんの部下さん達には少し席を外してもらう。

 お爺ちゃん達がお兄ちゃんを応接セットのソファに座らせ、温かいお茶を入れ、甲斐甲斐しく世話をしてあげている。

「将軍よ。気落ちするな」

「このような事もある。女人は他にもいよう」

「・・・嫌だ」

 トランお爺ちゃんの言葉にお兄ちゃんが反応した。

「トーコじゃないと、嫌だ」

 私が思わずキュンとしてしまったけど、お兄ちゃん!それを本人に言わないと!

 お兄ちゃんの告白を受けて、ドッドお爺ちゃんがお兄ちゃんの紅茶のカップにお酒を気前よく投入する。これは、じっくり色々聞かねばなるまい。ブランデー入り紅茶というより、紅茶入りブランデーとなった物をお兄ちゃんに勧めながら、私達は詳しく聞き取りを行った。

「お兄ちゃんは、トーコちゃんが好きなの?」

「ずっと好きだ」

 ぐうう・・・!想像を上回る甘酸っぱさに私は悶えた。お爺ちゃん達は二人とも腕組をしてうんうん頷いている。若者の悩みって、お年寄りの大好物だもんね。

「えーと、そもそもどうしてトーコちゃんと婚約する事になったの?」

「俺が子供の頃、トーコに一目ぼれして、俺から父上に頼んだ」

 更に上回っていく甘酸っぱさに、私とお爺ちゃん達は悶絶させられる。

 お兄ちゃんがトーコちゃんに出会ったのは、今から約130年ほど前。お兄ちゃんは当時中等部の学生で、セイと会う為にちょこちょこ王城に出入りしていた。ブランパパの執務室にお兄ちゃんがいる時に、すでに製薬部で働いていたトーコちゃんがひょっこり顔を出した。これが出会いだという。

「俺とそう変わらない年に見えたけど、トーコはとっくに大人で、俺は焦ってとにかく婚約の話を進めてもらった」

「その時しっかりトーコちゃんと話し合ったの?」

「・・・・貴族の婚約は、親が取り纏める」

「あー・・・」

 宰相閣下に頼まれたって、トーコちゃん言ってたもんね。そしてあのようにトーコちゃんは婚約の意味を解釈したと。

 まあ、始まりは多々誤解が含まれる状態で婚約がスタートしたとしてもだよ。

「でも、それから100年、色々二人は交流をしてきたわけでしょ?婚約者らしくデートとか、贈り物をしあうとか」

「デート・・・」

おいおいおい。マジか。

「特に時間を作らなくても、王城では良く会うし、会えば楽しく話せたし。結婚は当分考えられない、仕事が楽しいというトーコを応援していた」

「いや、それ職場の同僚でしょ」

 気の合う幹部同士のやり取り以上の何物でもない。

 デートもしない。贈り物もしない。これで同僚以上の意識を持ってくれなんて無理な話だ。

「あのー、お兄ちゃん。念のために聞くけど」

 ここまでの散々な状況の中、それでもワンチャンあるかもと確認する。

「トーコちゃんに自分の気持ちを一度でも伝えた?好きだって言った?」

「・・・・・」

 ですよねー!

 お爺ちゃん達も深刻な顔をして、自分のカップにブランデーを注ぎ始めた。私だって飲まなきゃやってられない気分だ。トランお爺ちゃんが数滴だけブランデーをカップに垂らしてくれた。

「婚約を俺から申し出たから、伝わってると、思っていた」

「お兄ちゃん、婚約申し出たのパパじゃん」

「そうだった・・・・」

「もうー!」

 たまらず私とお爺ちゃん達はソファの背もたれにドッと倒れ込んだ。 

 どうするこれ。どうやったら挽回できるの。

「これはいかんぞ、将軍。明日からでも態度を改めねばならん」

「明日朝一番、花束を持ってトーコ殿の自宅を訪ねて愛を乞え!」

 お爺ちゃん達が長年の経験からアドバイスをするも、お兄ちゃんは頭を抱えて前かがみになる。

「俺は・・・、トーコに全く相手にされていなかった。結婚相手が決まったのかと、トーコから言われた」

 これには私もお爺ちゃん達も慰める言葉もなかった。

 この間の、トーコちゃんと上手くいっていると思い込んでいたお兄ちゃんの余裕綽々な態度と、今の地の底まで精神が落ち込んだ様子の落差がとても痛ましい。けど、自業自得感も強い。お兄ちゃんは100年の間、婚約者という立場に胡坐をかいて何もやってないじゃんね。

 お兄ちゃんの応援はしたいけど、トーコちゃんの気持ちも大事だしなぁ。

 私とお爺ちゃん達が考え込んでいる隙をついて、お兄ちゃんが勢いよくティーカップを煽った。中身はほぼブランデーだ。

「こら!やめよ!いい酒は大事に飲め!」

「俺の酒だ。好きに飲ませてくれ」

「まったく、世話の焼ける!」

 ドッドお爺ちゃんがお兄ちゃんの首の後ろに手刀を入れて、抵抗するお兄ちゃんの意識を刈り取った。

「無茶な飲み方は体に悪い。この酒は我らが没収しておこう」

 お兄ちゃんの体を思っての事なのか、良いお酒がヤケ酒で消費されるのが嫌だったのかよく分からないけど、残ったお酒はお爺ちゃん達の物になった。

 その日はもちろんもう仕事にならず、私達の手によりお兄ちゃんは仕事を早退させられたのだった。ノエイデス家に気絶したお兄ちゃんを運び込んだら、当然ちーちゃんもエイダお祖母ちゃんもびっくりしていたのだけど、ブランパパが帰ったら本人を交えて良く話し合う様にお願いしてお兄ちゃんを引き渡してきた。


 こればっかりはご縁があるかどうかだもんね。

 周りがいくら騒いでもなるようにしかならないのだ。

「私は二人とも好きだから、出来れば上手くいって欲しいんだけどねー」

「100年の時間があったのに、ほぼゼロからのスタートだね」

 セイが残酷な客観的事実を指摘する。

「セイは二人の事をどう見てた?」

「・・・・カイトに婚約者がいるとは知らなかった」

 お兄ちゃんと親友であろうセイですらこの認識。

お兄ちゃんには様々な角度から突っ込みと指導をしまくりたい。何だかお兄ちゃんは、深く知るほど色んな面が見えてくる。将軍閣下と言われるほどの人なのに。端正な顔と相まってすごく頭が良さそうな切れ者の雰囲気を纏っているのに。

「お兄ちゃんって、結構、すごく、抜けてるよね?」

「カイトは昔からあんまり、物事を深く考えないほう。変わってない」

 セイが身も蓋もない事を言う。

 まあ人は一長一短で、お兄ちゃんだって例外ではないということだよね。

 今まで考えてこなかった分、これからお兄ちゃんは沢山考えないと。今日、トーコちゃんじゃないと嫌だといった言葉は、きっとお兄ちゃんの本心なんだろうから。

 私もセイとの未来について頑張って沢山考えた。そしてそれは、片方だけが考えるんじゃダメなんだよね。お兄ちゃんとトーコちゃんの2人で考えないと。

 まあ私はどっちの味方かといえば、やっぱりトーコちゃんの味方かなー。

 すでにお兄ちゃんは一度振られたようなものだけど、トーコちゃんとどんな未来を迎えるかはこれからのお兄ちゃんの頑張り次第だと思う。 

 そんなこんなでお兄ちゃんの結婚の行方について私がヤキモキしていた時、魔国に大変な問題が持ち上がろうとしていた。



 それからしばらく何事もなく数日が過ぎて、ある良く晴れた日の早朝。

 宰相のブランパパから、王城文武幹部に緊急招集が掛かった。

 魔王であるセイにももちろん登城の要請が入る。そして私もセイと一緒に来るようにと言われた。魔王の魔圧減少装置である私にも要請があるという事は、難しい判断と発言がセイに求められる話し合いがあるという事だった。

 今日は私とちーちゃんが初めて魔国に来た時に通された会議室に幹部の皆さんが集まっていた。今日は圧倒的に黒スーツ、軍部の方達が多い。両開きの扉からセイと一緒に入室すると、テーブルについていた幹部の皆さんが起立して、一斉にセイに礼をとる。会議室の最奥に向かって進み、セイは上座の玉座に私を抱っこしたまま腰を下ろした。

 玉座の右手下にはブランパパが控えている。

「本日は朝早くから申し訳ありません」

「いい。始めて」

 今日の司会進行はブランパパのようで、セイが席に着いたところで早速会議が始められた。

「では、南東域辺境に迫る人族の国の軍勢について、ブライト将軍説明を」

「はっ」

 久しぶりに見るフォークさんが立ち上がり、操作端末である水晶の球に手を触れる。するとどの角度からも見られるホログラムが会議室の中央に浮き上がった。

「まずは映像をご覧ください。こちらは3カ月程前から確認されている、ディアス帝国の軍勢です。数は10万程」

 フォークさんの発言に会議室がどよめく。

「200年前と比べて5倍の規模ですね」

「人族増えたなー」

 緊急招集されたわりに、映像をみながら幹部の皆さんはのんびり感想を述べたりしている。

「まあ、我が国の国境から5キロメートルほど離れて、人族の国の領土寄りに物理結界を敷いているので、ディアス軍の侵攻は結界から魔国側へは全く進んでいないのですが、結界に沿って北東に軍勢は進んでおりまして、あと一カ月ほどで深淵の森に到達します」

 フォークさんの報告に、ふたたび会議室がざわめく。

「ええー。人族の軍隊やばいじゃん。全滅しちゃうんじゃない?」

「10万の軍勢が居なくなって、ディアス帝国は大丈夫なのか」

「国家間のパワーバランスが崩れますな」

「バランスも何も、そんなにまだ人の国自体の数が多くないよ」

「あっ!すごい!大砲がある!あれ、ライフル銃の部隊もいるんじゃない?人の国の技術進化してる!」

「前回は弓矢と剣と、台車に乗せた破城槌で挑んできましたなぁ」

「ディアス帝国、頑張ったじゃーん」

 えーと、情報が多すぎて処理できないんだけど、人の事を人族って言うんだ!今更ながら魔国の人達って人間じゃないことを再確認した。

 あと、人族の発展を微笑ましく見守っている感じ。攻められているみたいなのにこの余裕。

 魔国と人族の国との文明の差はすごく開いているみたい。映像でこちらは一方的に戦況確認できる位だもんね。あと強力な攻撃魔法もあるし、個々人の身体能力が違い過ぎる。幹部の皆さんは、深淵の森に突き進んじゃってる人族の軍隊を心配までしている有様だった。

「それで、まあ。適当な所で保護するか、軽くいなして敗走させてやろうかと思っていたんですが・・・。深淵の森南東部において、スタンピードの兆候が確認されました」

 続くフォークさんの報告に一転、今度は会議室内が重苦しい沈黙に包まれた。

「・・・ん?おい・・・、あれ、追放された異界人じゃないか?」

「あっ、そうでした。その異界人が旗頭となっていて、邪悪なる魔族の国を攻め滅ぼす聖戦である、というのが今回のディアス帝国の出陣のテーマですね。異界人はディアス帝国において、聖女として遇されているようです」

 幹部の一人の指摘を受けて、フォークさんがホログラムの一部を拡大する。8人がかりで支えられた輿に白いローブに身を包んだ女性が座っていた。映像が拡大されると、はっきりと高橋さんである事が確認できた。高橋さんは無表情で大人しく輿に乗り、運ばれている。高橋さんの隣には、赤を基調としたきらびやかな衣装に身を包む男性が寄り添っていた。高橋さんと一緒に追放された男性とは違う人だ。

「異界人は封じられた治癒能力を取り戻したようですね。魔獣に遭遇して負傷した兵士に治癒魔法を施し、なんども前線に送り返しているのが確認されています。あの甘ったれた他力本願の権化のような異界人が自ら望んで封魔環を取り外すわけがありませんので、あれは無理やり片腕取られましたね。多分、良く考えもせずに自分の能力についてペラペラ話したんでしょうねぇ・・・」

 高橋さんの白いローブの左腕部分は風に嬲られて、あちこちに勢いよくはためいていた。不鮮明な映像からも片腕を無くしたことが分かった。高橋さんの右腕は隣に座る男性がしっかりと握っている。フォークさんの話を聞いた後では、とても仲良く寄り添う男女には見えなかった。

「まあ胸糞悪い話ですし、ディアス軍の内情はどうでもいいんですが、ディアス軍が下手なちょっかい出してスタンピードが人族の領域に溢れかえっては我々も奴らを助けようがありません。ディアス軍、回れ右して帰ってくれませんかね。俺からの報告は以上です」

 フォークさんの報告が終わり、再び会議室は重苦しい空気に包まれた。

「状況が流動的である為、問題も多岐に渡る。一つの問題は深淵の森にディアス軍が接触しそうな事。深淵の森に入り込めばスタンピード以前に人の軍勢が生き残れるわけがない。森の手前で迎撃し、敗走させねばならない。もう一つの問題はスタンピードの予兆が確認された事だ。300年前の甚大な被害は記憶にある者もいるだろう。傾向としては深淵の森南西部よりも南東部で発生するスタンピードはより大規模になる。300年前のスタンピードも深淵の森南東部で発生したものだった」

 ブランパパの問題提起から、幹部の皆さんの様々な意見が交わされる。

「大規模なスタンピードの発生が予想される中、戦力が二手に割かれてしまうという事ですな」

「スタンピードの進行方向によっても被害が変わってきますね」

「スタンピードの発生時期の予測はできないのか?」

「難しいですね。最悪のパターンは我々の予測を上回る速さでスタンピードが発生し、ディアス軍に向かう事ですね。ディアス軍は一瞬で飲み込まれ、物理結界に沿って移動するスタンピードは瞬く間にディアス帝国に到達するでしょう。勢いが削がれない場合は、その先にあるイース共和国をも飲み込んでしまうかもしれない」

「それは、人族の滅亡を意味するな・・・」

 議論は続くけど、問題の解決方法はなかなか見つからないようだった。質疑応答が途切れた時、セイは静かにブランパパに質問した。

「ブラン。人族の軍隊は助けた方が良い?」

「出来ましたらば」

「そう。人族の国は助けた方が良い?」

「・・・出来ましたらば」

 セイの質問が怖い!まるで心の無い魔王の様だよ。魔王陛下が何を言い出すのかと、会議室の幹部の皆さんが固唾をのんで耳をそばだてている。

「カイト」

「はっ」

「フォーク隊がいる砦にスタンピードをぶつけることにする。ノエイデス隊とフォーク隊の2部隊で捌き切れる?」

「ご期待に添えるよう、尽力いたします」

「何日要る?」

「3日後の早朝には準備を終わらせます」

「では3日後の早朝、南東の砦にてスタンピードの鎮圧にあたれ」

「御意」

 セイとお兄ちゃんの短い打ち合せが終わった。

 魔王がスタンピードをコントロールすると言った。方針は決定され、幹部の皆さんはセイの言葉を静かに待っている。

「ブラン、辺境から王都までの防衛は任せる」

「御意に」

「人族の軍は俺一人に任せてくれていい。俺は畏怖の王だからな。人族に邪悪なる魔王の恐ろしさを、骨の髄まで思い知らせてやろう」

 クククッと喉で笑うセイを見て、お兄ちゃんとブランパパ以外の幹部の皆さんが顔色を無くしている。セイは露悪的というか、わざと人様に悪ぶって見せるような所あるんだよねー。いたずらに幹部の皆さんを怖がらせないであげてほしい。


「では各自準備にかかれ。解散する」

 ブランパパの合図に幹部の皆さんがそれぞれ動き始める。国内の防衛にあたる部隊と、辺境に向かうお兄ちゃんとフォークさん達は別行動となった。あれからお兄ちゃんとトーコちゃんは話すことが出来たのか気にはなるけど、今はお国の一大事。責任ある仕事につく二人だから、今は個人の都合は二の次三の次だろうな。全く側に寄る様子もない二人を眺めながら、私はセイと一緒に会議室を後にした。


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