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無限の可能性 進化と退化の軌跡 Let's Monster Battle  作者: 夕幕
第3章 『静寂の魔巣』

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第42話 パーティー解散

 虹色宝箱。

 アイテムの獲得権をどうするか。

 本来ならパーティーを組んだ時に話し合ってどうするか考えておくべきこと何だけど、何も考えていなかった。

 銀色宝箱なら多少、揉めることはあるかもしれないけど、何とかなったと思う。

 でも、虹色宝箱となると話は変わってくるよな。


「宝箱、誰が開ける?」


「虹色宝箱、どうにか無事平穏に終わらせたいな」


「そう言いつつ郁斗も虹色宝箱は譲れないでしょ?」


「それは…」


「どうしましょうか?」


 無事平穏に終わらせたいと言ってるけど、できることなら自分が虹色宝箱を開けたいと思っいる郁斗。

 でも、それは俺を含めてみんな同じだと思う。

 俺はブルーをもっと強化したい。

 虹色宝箱なんて滅多に出現しない。

 もしかしたらブルーの強化に使えるような合成素材やスキルの書が手に入るかもしれない。

 これ以上、みんなと差をつけられたくない。

 今のままだと、タッグEトーナメントも郁斗の足を引っ張って終わる。

 どうにかしてブルーをもっと強化したい。

 だから虹色宝箱のアイテムの獲得権をどうにかして手に入れないと!


「一つ提案があるんだけど、いいか?」


「何?」


「神頼みということでジャンケンで決めないか?」


「ジャンケン…!」


「ジャンケンか。それなら公平に決められるわね」


「うん、俺はそれでいいよ」


 みんなの反応も良かったから郁斗の提案したジャンケンで虹色宝箱のアイテムの獲得権をどうするか決めることになった。

 オリヴィアだけは何故か目を輝かせていたけど…。


「じゃあ、いくぞ。じゃんけん…」


「「「「………」」」」


「か、か、勝ちました!!」


 ジャンケンの結果、オリヴィアの勝ち。

 俺と郁斗、莉菜は3人仲良く、パーを出したけど、オリヴィアだけチョキを出した。

 見事に1人、勝った。

 勝ったオリヴィアが一番驚いている。


「おめでとう、オリヴィア」


「おめでとう!」


「おめでとう」


「ありがとうございます!」


 今回、『静寂の魔巣』の攻略はオリヴィアとカーラがMVPと言っても過言ではない。

 それを郁斗と莉菜も理解してるからか、納得してる様子。

 俺も正直、オリヴィアならいいかなと思えてる。


 その後、オリヴィアが恐る恐る虹色宝箱を開けて、緑色に光り輝く宝珠が出てきた。

 オリヴィアが言うには樹妖精の宝珠という名前の合成素材らしい。

 ただ、カーラとの相性があまり良くなさそうなので、今後捕まえたモンスターで相性が良さそうなモンスターがいれば使うみたいだ。


 結局のところ、ブルーとの相性もあまり良くなさそうだったな。

 まだカーラ以外のモンスターのいないオリヴィアに渡るべくして渡ったアイテムなのかもしれないな。

 とりあえず、一つ問題は解決したけど、まだどうにかしないといけない問題はある。

 それをどうするのか話し合わないと。


「みんなはどう考えてる?『遊楽園』攻略について」


「…今の俺たちには()()()()気がする」


「莉菜には悪いけど、俺も郁斗と同じ意見」


「すみません、莉菜。私も()()厳しいと思います」


 意外にもこの話を莉菜から切り出した。

 莉菜は最後まで『遊楽園』攻略に乗り出すと思ってたのに。

 さすがに『静寂の魔巣』で苦戦しているようじゃ『遊楽園』攻略は無理だと思ったのかな。


「みんな考えてることは同じね。タッグEトーナメントまでに『遊楽園』を攻略したかったけど、それは無理そう。だからいつまでかは未定だけど、『遊楽園』攻略を延期しましょ」


 こうして莉菜の提案に乗っ取り、俺たちは『遊楽園』を延期することにした。

 攻略再開の目処は一切立ってないが、必ずリベンジする。

 そう誓って、各自タッグEトーナメントまでに特訓して強くなるべく、パーティーは解散した。


 それからみんなどこで特訓するのかという話になった。

 莉菜とエルナは日本全国のEランクダンジョンを片っ端から回るそうだ。

 すごい行動力だ。

 郁斗とコンはランク変動型ダンジョン『妖魔の社』で再びLv上げをするらしい。

 あわよくばコンの強化に繋がるアイテムが手に入ればらしい。

 オリヴィアとカーラに関しては、一度母国のアメリカに帰るそうだ。

 アメリカにあるダンジョンで特訓をするとか。

 莉菜の日本全国と聞いた時、随分とスケールの大きい話だなと思ったけど、上には上がいた。

 でも、一つどうしても気になることがある。


「みんなは明日からの学校をどうするつもり?特に莉菜とオリヴィア」


「そんなのタッグEトーナメントまで欠席するに決まってるでしょ?」


「トーナメント出場を盾に休みます!」


「それなら俺もトーナメント出場を盾に学校を休むとしますか!」


「え?そんなことして大丈夫なの?」


「これも学園のサポートの一環よ。ただ、休むなら担任の市川先生に電話でもいいから自分から伝えないとダメだからね」


「あ、そういえばそんなサポートあった。あんまり使わなさそうなサポートだったし、忘れてたよ」


 その後、夜も遅いからという理由で俺たちは解散した。

 他の3人と違って、俺はこれからどうするかが何も決まっていない。

 唯一決まっているのはタッグEトーナメントまで学校を休むということ。

 とりあえず、明日の朝に市川先生に電話してタッグEトーナメントまで学校を休むことを伝えないと。

 その時にでもどうしたらいいか市川先生に相談してみるか。

 何か良いアドバイスがもらえるかもしれないし。

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