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タイムリープした俺はやり直さない  作者: ミニク
第1章
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2/2

部活見学

タイムリープから数週間ほど経ったある日。

 

 「なぁなぁ、聞いたか三組にとてつもなくかわいい子がいるって」


 そう話しかけてくるのはクラスメイトの安田友斗。前回の時は特に話したりもせず本当にただのクラスメイトだったが、喋ってみると以外に話が合い一緒にいることが多くなった。


「もうすでに何人もの男子に告白されてるんだってよ」

「そりゃすごいな」


 どうやら白海がモテるのは前回と変わらないらしい。


「でもモテると言えばうちのクラスにもいるよな」


 そう言って安田が視線を向けるのはこのクラスの委員長、九条静香。

 黒髪ロングの清楚系な美人だ、その性格は誰にでも分け隔てなく白海とはまた違った人気があり。

 前回の世界では白海派と九条派によるミスコンの座をかけた暗闘が起こったりしたらしい。


 そんな話をしていると担任の先生が教室に入ってきた


「帰りのホームルームを始めるぞ、全員席につけ」


 その言葉を受けてみんな自分の席に戻っていく。


「そんじゃまた後でな」

「おう」


 安田も自分の席につきホームルームが始まる。

 先生の話を聞きながら俺はこの後のことを考える、前回は結局どこにも入らなかったが今回は違う。

 学生生活において重要な部活見学が今日から始まる。



——————————————




「う~ん、やっぱりどこにしようか難しいな」

「まあ、色々あるからな」


 ここ数日、俺は安田と一緒にいくつかの部活を見学した。

 だが、どこの部活にはいるのかを決めかねていた。


「俺はもうどこにするか決めたけど」

「えっ本当か?」


 安田の言葉に俺は質問を返す。


「俺は空手部に入ることにした」

「ちなみに選んだ理由は?」

「もともと身体を動かすのは好きだし、見学でサンドバッグを殴っただろ?それが意外に楽しくてさ。またやりたいなって思ったんだ」

「なるほど」


 安田の話を聞き改めて思うのは、やっぱり部活を選ぶのは難しいということ。

 色々な部活を見学して確かにあまり経験した事のないことをやるのは面白かったし楽しかったが、またやりたいってほどの物が見つからなかったのだ。



「まあ、そう焦らなくてもまだ見てない部活はあるしさ」

「ありがとな、でもお前はもう入る部活を決めたんなら無理に俺に付き合わ無くてもいいぞ?」

「別に気にしなくてもいいって」 

「でも入部した後に部活の雰囲気が悪いとかあると嫌だろ?あらかじめ何回か見学してそういうのも見ておいたほうがいいんじゃないか?」

「まぁ……確かにそうか」


 俺の言葉に少し迷いながらも安田は空手部の見学に向かうことにしたようだ。


「それじゃお前も入りたい部活見つかるといいな」

「ああ、お前も頑張れよ」


 そう言って去っていく安田の背中を見送ってから。

 俺も部活の見学を再開しようと歩き出した。

 すると、突然後ろから声をかけられた。


「あなたは宇宙人を信じすか?」


 いきなりかけられたその言葉の意味を頭の中で反芻する。

 なにを言ってんだこの人?

 俺の目の前にはショートカットでメガネをかけた女子生徒がいた。

 上履きの色から二年生の先輩であることは分かるがそれ以外は何も分からない、というか意味不明だ。


「あの……えっと別に信じてない……です?」


よくわからないが黙っているのもどうかと思い、歯切れの悪い返事を返す。


「では、ツチノコは?幽霊は?超能力は?」

「えっ、いや、そのっ」


 だが、その先輩はさらに質問を投げかけてくる。


「流石にいないんじゃないかな……と、思います」

「では、タイムトラベルは?」


その質問につい動きを止めてしまう、正確にはタイムリープではあるが俺は似たような現象を体験している。

 そんな俺の反応を見た先輩はここぞとばかりに言葉を重ねてくる。


「もしも興味があるならうちの部活を見学していかない?」

「うちの部活?」

「そう、不思議研究部って言って宇宙人、ツチノコ、幽霊、超能力、タイムトラベルなどなど色々な科学で説明できない事について調べているの、楽しいわよ?」


 不思議研究部、普通ならそんな部活には入ろうとは思わなかっただろう、だが俺は確かにその部活に興味を持ってしまっていた。


「話を聞くだけでもいいから」

「まぁ……話を聞くだけでしたら」


 結局、俺はその先輩と共に不思議研究部の部室についていくことになった。

 

 





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