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身勝手な子供と過保護な親

砂漠の国で、子供は笑いながら火をつけ続けた。


炎は民家を呑み込み、道徳の城壁を焼き尽くす。

子供は叫んだ。

「もっと燃やさなきゃ、生き残れないんだ!」


背後には親がいた。腕力も権力も世界一の親は、ただ笑いながら頷く。

「いいぞ、そのままやれ。だれも止められない」


火の向こうには次の街が見える。

ガザは灰になり、次はレバノン。

手に握る力は増し、恐怖も怒りも膨れ上がる。

「誰も止められないなら、やりたい放題だ!」


知恵も計算もある子供は、もはや無邪気ではない。

理性は親の承認と恐怖に押しつぶされ、暴走の歯止めを失っていた。


砂漠の風が火を煽る。

民間人を踏みつぶし、停戦合意を無視し、世界の声を無視する。

知性ある暴力――それは子供の癇癪より悪質で、制御不能だった。


そして、最後の力――核――を手に取る瞬間、子供は微笑む。

「じゃあ、全部道連れにしてやる…!」


閃光が夜空を昼に変え、砂漠も都市も、文明の灯も、すべてを飲み込む。

親も盾も、助言も、誰も止められなかった。

世界はただ、焼け野原と孤独だけを残した。


遠くで、かつて敵とされた者たちは、呆然と立ち尽くす。

彼らは未来を守る理性を持っていたが、暴走を止める力はなかった。


砂漠の風が、燃え尽きた世界を吹き抜ける。

勝者も道理も、笑う者もいない。

ただ、知性と武力を持ちながら理性を捨てた「子供より悪い暴走者」が、孤独の中で最後の笑みを浮かべた。

――「こんなに悲しい遊びは、初めてだ…」

あとがき


今起きているイラン戦争を見ていると、イスラエルが癇癪を起こした子供のように映ります。

そして、その暴走を黙って見守り、世界を巻き込みながら自らの都合で振る舞う過保護な親――アメリカ――がいる。


不思議なのは、イランでさえ、自分の利益や主張の範囲をきちんとわきまえている、大人のように見えることです。


では、なぜアメリカはこんなにも非道な親に見え、イスラエルはそれを信じてしまう子供のように見えるのでしょうか。


その理由は、イスラエルが行っているガザ地区やレバノンの住民への虐殺にあります。

その行為によって、ユダヤ人自身の命さえ危険にさらされる可能性があるにもかかわらず、暴走を止められずにいる――その恐ろしい構図が、目の前で繰り広げられているのです。

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