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転生して未来を変えろ  作者: ゲンタ


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田沼と裏社会部隊

「田沼から反撃がくる。3家族をSS警備にしっかり守ってもらおう。だけど、田沼とは、これからもずっとこんなことが続くのか?」


「大丈夫だよ。逮捕された佐々木のパソコンの中身は、こっそり抜き取っておいたわ。その中に、田沼のスマートフォンの電話番号が入っていたのよ」


「田沼のスマートフォンをハッキングしたのか? 早いな」


「秘匿性の高い通信アプリで、裏社会の人間とやり取りしているのを見つけたわ。その中に、私たち3人を殺せという依頼が書き込まれていたわよ」


「そのスマートフォンを乗っ取れるかい?」


「できるわよ」


「田沼のスマートフォンから、裏社会の人間に『会社に警察が来たから、3人を殺せという依頼はキャンセルする。今後しばらく仕事の依頼はしない』と連絡したら、どうなる?」


「わかった、という返事が来れば、私たちは殺されずに済むわね」


「でも、キャンセル料を払えって言ってくるかもしれないな。それを払わなかったら、どうなる?」


「裏社会の人たちが、田沼を痛い目に遭わせようとするでしょうね」


「そうやって、田沼と裏社会の関係を壊せないかな」


「じゃあ、やってみるわね。田沼が通信アプリで送ったメッセージに対しては、このパソコンから適当に返信できるようにしてあるし、裏社会の人間とも、このパソコンを通じてメッセージの送受信ができるように設定してあるの。面白くなりそうね」


「まず、『会社に警察が来たから、3人を殺せという依頼はキャンセルする。今後しばらく仕事の依頼はしない』って送ってくれる?」


「OK、送ったわ」


裏社会の人間から、メッセージが届く。

『請け負った仕事はやめてやるが、こちらもいろんなところに迷惑料を払わないといけない。キャンセル料として1000万円を振り込め』という内容だった。


「じゃあ、『分かった。明日中に振り込む』って返して」

「OK、送ったわ」


『明日、必ず振り込め。振り込みが確認できなければ会社に乗り込むぞ』と返事が来た。


「これで明日が楽しみだな。T社の監視カメラをハッキングできる?」


「そんなの簡単よ!」


「明日の15時を過ぎたら、奴らがT社に乗り込んでくるはずだ。監視カメラでその様子を確認しよう」


***


翌日 15:00――

3人で監視カメラの映像を見つめる。


15:10になった……。


「ガラの悪そうな連中が10人ぐらい、会社に入ってきたな。どうなるんだろう。他の監視カメラの映像はないの?」


「残念ながら、ないわね」


「裏社会の人間からメッセージが来てるな。『手下を送り込んだから、その場で金を払え』って」

「……『そんなもの支払うわけないだろう。お前たちとの付き合いもこれまでだ』って返信してくれないか」


「OK、送ったわ」


「裏社会の人間から、『テメエ、殺すぞ、覚悟しろ』って返ってきたな。……このまま様子を見よう。返事はしないでおこう」


3人は黙って監視カメラを見つめている。


「警官がたくさん入ってきたな」


監視カメラには、救急隊の姿も映り、しばらくすると男が担架で運ばれていく。

続いて、ガラの悪い連中が警官に引っ張られて出てきた。


「たぶん、担架で運ばれてるのが田沼だな。……田沼、どうなったかな」


***


翌日――

野口さんが未来技術研究所を訪ねてきた。


「息子が無事に戻ってきました。ありがとうございました。会長は、匿名で息子の居場所を教えてくれた人物がいたとおっしゃっていました。その方をご存知であれば、野口が感謝していたとお伝えください」


「野口さん、私たちも今、初めて聞いたことです。誰なのかは分かりません。とにかく、お子さんが無事でよかったです」


「そういえば……田沼が刺されて亡くなったそうです。奴が非合法なことを依頼していた組織に刺されたみたいです。……いい気味ですよ」


「そうですか。悪いやつでしたが、人が死ぬのは、やっぱりいい気持ちはしませんね」


「お優しいですね。調査部も、会長も喜んでいますよ」


野口はお礼を言い、帰っていった。


「蓮君や、俺たちを殺そうとした人間だ。自業自得だよ。何もしなければ、担架で運ばれていたのは俺たちだったかもしれない。……君たちは気にしなくていい。君たちは俺に指示されて動いただけだ。責任は俺が取る」


「そんなことはないわ。今回のことは、私たち3人で背負っていけばいいと思う。その分、世の中のためになることを、たくさんしていきましょう」



ここまで、お読みいただきありがとうございます。


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