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センゴクは悲しまない
○センゴク
涙は出ない。
自分でもなぜだかわからない。
サカキが死んでこんなにも悲しいのに。
俺の目からは涙一粒こぼれない、こぼれないんだ。
そんなの俺が一番聞きてえよ。
俺は無言で立ち上がりソウマとまっすぐに向き合った。
そしてそのまま大きく振った右腕でソウマの顔を俺は殴った。
ソウマはそのまま吹っ飛ばされて、床の上に倒れた。
「そんなこと、てめえに言われる筋合いはねえよ。俺たちはてめえらオタクみたいにぐだぐだ生きてねえからな」
床の上に倒れたソウマは上半身をがばっと勢いよく起こすと、机の上にあった湯呑を掴み、中にあった茶を俺に向かってぶっかけた。
「うわっ!あっつ!!」
「ましだよ」
ぼそっとつぶやいたソウマを俺は睨んだ。
俺の怒りはMAXだ。
「あ?」
だが、ソウマの怒りもMAXだったようだ。
ソウマは俺を睨み返すと叫んだ。
「君みたいな生き方より、僕のほうがましだ!君のように何も感じることのできない人間の方が哀れだよ!」
その言葉に俺は更に熱くなった。
ソウマの胸ぐらを掴み無理矢理立ち上がらせると、俺はもういちどソウマの顔めがけて・・・




