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センゴクは知りたい
○センゴク
目に焼きついて離れない。
あいつの泣き顔が。
俺にはどうしたってあんな風になれない。
理解できない。
できないんだ。
この中で眠るサカキの意義を。
俺は手に持っていた茶封筒をソウマに差し出した。
「昨日、言えなかった頼みだ。俺にこいつの読み方を、漫画の読み方を教えてくれ」
ソウマは固まっていた。
無理もない。
久しぶりに再会した高校の同級生(しかも対して仲良くもない。むしろ悪い)がヤクザになっていて、そいつが家の前で座っていきなり漫画の読み方を教えてくれだなんて。
だが俺は知りたい。
知らなければならない。
お前がああ言ったんだから。
“センゴク君、これは君たちの物語だよ”
これが俺の、俺とサカキの物語とお前が言ったのだから。
俺は、俺は・・・
「俺は、お前のようになりたい」




