蝶カッコいいパリス様VSノリの悪い女の子
「お腹もいっぱいになったことだし。笑顔の練習をしてみようか。」
「なんで…?」
「いや…無表情以外の表情がアレだと…じゃなくてほら、元がいいんだし笑った方が可愛いって。」
「…必要ないよ。」
「ねっ少しだけ少しだけ。」
「…意味が無いって。」
「ユーミアちゃんのちょっといいとこ見てみたい~。」
「……しつこい。………わかったから。」
そういって微笑んだユーミアの笑顔は凄く可愛くて凄く綺麗で……凄く無機質な笑顔だった。
まぁ可愛いからいいか。そんな風に思ったパリスだったが一つだけ口に出さざるを得なかった。
「凄く可愛いじゃん。あと笑顔はお姉さんに似てるね。」
「だから……」
ユーミアが何を言いたいのかパリスにはさっぱりわからなかったが、
あんな妹思いそうで綺麗な姉と比べられて嫌な気分はしないだろうと思った。
「あんなお姉さんがいて羨ましいよな。ったくお姉さんとは結婚する前に出会いたかった。」
「…キミはそうだろうね。薄っぺらいし。」
初めて強く感情のこもった声で喋るユーミアにパリスは驚いた。
「ユーミアちゃん…?」
「君は姉さんの何を知ってるの?」
「えっ?」
「リサリアさん…の?」
「そう。ボクの姉リサリアの何を知っているの?」
「えっ…?綺麗な蝶だな、と。」
「……表面しか見ないキミらしいね。いいよ教えてあげる。……ボクに勝ったらね。」
「っちょっとまってっうわ危ねー、マジかよ…。」




