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前世は限界社畜OL、今世は魔法少女!?  作者: 下菊みこと


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12/12

まさかのダブルプロポーズです!?

「防衛省・魔法少女部、作戦エリアに到着!魔法少女ユーミリア、行きます!」


長官室への、アーサーとアルフレッドの殴り込み…げふん、直訴から数日後。


再び襲来した外界の敵。


ユーミリアはいつも通り、いやいつも以上に張り切って戦場を駆け巡る。


前回の「罠」からの生還を見届けていたリスナーたちは大盛り上がりで、なんといよいよ八桁の同接を確認出来た。


『ユーミリアちゃん、無事で何より!』


『今日も元気だね、よかった!』


『前回のボス、本当にヒヤヒヤしたよ…』


『復活おめでとう!これからも頑張って!』


『応援してるよ!』


ユーミリアは可憐に空を舞いながら、ドローンカメラに向かって声だけで(視線は外界の敵に向けたまま)ご挨拶。


「みんな、心配かけてごめんなさい!でももう、全然大丈夫です!前回の罠も、頼りになる司令官と参謀が世界一かっこよく助けてくれましたから!」


アーサーはそんなユーミリアに「おう、これからもいくらでも助けてやるよ」と不敵に笑う。


アルフレッドは「では、元気なところを見せるためにも魔法少女ビーム・零式行っちゃいましょうか」とにっこり笑った。


そんな二人の映像も当然分割画面に映されてリスナーの盛り上がりも最高潮。


「では行きます!魔法少女ビーム・零式!!!」


ユーミリアの右手の指輪が、アーサーとアルフレッドの魔力と同調してユーミリアを強化する。


放たれた一撃は外界の敵を全て死骸に変える。


これで地球の平和は保たれて、素材も死骸から剥げるだろう。


『なにこの惚気配信…もっとやって』


『最高かよ…』


『ご祝儀追加!末永くお幸せに!』


画面が見えなくなるほどの投げ銭の嵐。


ユーミリアはドローンカメラに向かって勝利のサイン。


その後お辞儀していつもの挨拶をした後、本部に帰還したユーミリアをラピスラズリ兄弟はぎゅっと抱きしめて迎えたのだった。










「…というわけで、お父様、お母様。本日は〝本物の指輪〟を持って、ユーミリアさんとの将来の約束をしに参りました」


日曜日。


激動の先週、疲れ果てて休暇はたっぷり休んでいたユーミリア。


そこにラピスラズリ兄弟が現れた。


卓上に恭しく置かれたのは、魔法大国日本の最高峰宝石加工職人が手掛けた…特注品の小箱。


その中にはもちろん、眩い煌めきのダイヤの指輪。


それが…二個。


「え?…ええええええ?」


突然の来訪、両親の前で両親にもイエスの返事をもらうための公開(自宅)プロポーズ。


しかも魔法大国日本では認められていない重婚!?


「おい、ユーミリア。左手出せ」


アーサーがニヤリと笑い、ユーミリアの驚きに震える左手を引き寄せた。


そして左手の薬指に、指輪を一個嵌める。


「これで、もうどこにも行かせねえ。お前を誰よりも近くで守って、誰よりも幸せにする」


「兄さんの言う通り。ユーミリアさん、これからは職場だけじゃなくて、人生の全てを僕たちに守らせて」


アルフレッドもまた、もう一個の指輪をユーミリアに嵌める。


そしてその指輪にキスを落とした。


「娘を、どうぞよろしくお願いします…!」


「よかったわね、ユーミリア…本当に、いい人に恵まれて…」


…重婚へのツッコミは?


そんなユーミリアの心の声は、感動的な場面を前に声に出せずに誰にも届かなかった。











その翌週。


防衛省・魔法少女部の緊急配信。


画面に映し出されたユーミリアの左手の薬指に嵌められた本物の婚約指輪。


そしてラピスラズリ兄弟の左手の薬指に嵌めているお揃いの指輪。


それを見た世界中のリスナーは、大爆発した。


『ああああああ!やっと推しカプが完璧にくっついたー!』


『カップル成立だぁ!!!』


『ご祝儀追加ー!国を挙げて祝福せよー!』


画面を埋め尽くす、お祝いの投げ銭の嵐。


「みんな、投げ銭ありがとうございます!私、宇宙一幸せな魔法少女になってみせますね!」


ユーミリアは外界の敵に魔法少女ビーム・零式を放ったあと、カメラに向かって花が咲くような笑みを浮かべた。


最推しであり、最高の上司であり、なんか婚約者になってしまった大好きなラピスラズリ兄弟。


そんな二人に守られながら、ユーミリアは今日も魔法少女として地球の平和を守るのだった。

ここまでお付き合い頂きありがとうございました!


楽しんでいただけていれば幸いです!


この物語はこちらで終了ですが、よろしければ他の作品でもお会い出来れば幸いです!

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