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転生魔王は異世界を廻る(めぐる)  作者: 逸雲 仁弦(いつもにーと)
魔王、初めての転生、最初の世界。
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魔王とマグマ

モグラ革と背中の結晶を回収した魔王はまだ続いているダンジョンの奥に進もうとしていた。


この空間の奥の方は結晶が少なく、暗くなっている。

先にはまた狭い通路があるようだ。


また狭い通路か。いっそ拡張しながら進むか?


下手に削ると崩れるかもしれないが硬化させつつならいいだろう。先程の通路は念の為削らないで進んだがまた中腰で通るのは面倒だからそれでもいいよな。


・・・・・・・・・


通路はやはりそこそこ長いようだが先ほどよりはマシだ。魔法で少しずつ前方を広げているから中腰にならずとも歩けるのだからな。


そして今回は魔物が飛び出してくることもなく順調に進んでいる。


が、だんだん空気が暑くなっている。

この先はどうなっているんだ?


・・・・・・・・・


通路の終わりらしき光が見えてくる頃には、とにかく周りが暑くなっていたため魔法で周囲の温度調節もしなければならなかった。


掘削と温度調節を同時に行うくらい問題ないがこのダンジョンは随分不親切だと思う。


…段々と通路の先の景色が見えてきた。

おそらくアレはマグマと岩盤ではないだろうか。

少し赤い結晶も見える。


通路を完全に抜ける。


これまた壮観だな。

壁から流れ落ちるたり奈落に滝のように轟々と落ちていくマグマ。


マグマ溜まりには魔物も潜んでいるようだ。


魔法がなければ既に蒸し焼きになっているだろうし、

マグマ溜まりには魔物がマグマを飛ばしてくれば金属の盾でも破壊されてしまい、溶かされてしまうだろう。


魔王が一歩踏み出した途端、サラマンダーらしき魔物がマグマを飛び散らしながら飛びかかってきた。


冷静に避けながら氷魔法で急速冷凍した。


サラマンダー(仮)は落下し、砕け散った。


こういう系統の魔物は冷やせば簡単に活動に必要な高熱を奪われて倒れるのだ。


まあ、今のは威力が強すぎたがな。

砕け散るほど冷やしたらこういう魔物でなくとも大抵の魔物は倒せるというものだ。


ちなみにこいつらを倒すなら人肌温度以下まで冷やせば即死するだろう。


さて、ここでも採掘して、奈落の下部に何かないか探すのも良さそうだな。


強い魔物もいそうだから楽しみだ。

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