表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生魔王は異世界を廻る(めぐる)  作者: 逸雲 仁弦(いつもにーと)
魔王、初めての転生、最初の世界。
42/46

魔王とモグラ

ダンジョンの狭い通路を進む魔王。

天井の高さも中腰にならなくてはいけないほどに低く、なかなか面倒だ。


・・・・・・・・


モグラのような魔物が飛び出してくる。

拳で粉砕する。

先ほどから中腰で進みながらこの繰り返しだ。


モグラたちは何がしたいんだろうか。

飛び出ては殴られただけで簡単に倒れている。

まあ、他の魔物も同じようなものではあるが。


…それにしても倒しても倒してもきりがないし、これだけ倒してもレベルが上がらないな。


魔王も精神的に疲れてきた頃、狭い通路の先に、ぼんやりと青い光が見えた。


何があるのかわからんが、モグラよりはマシだ、よな?


だんだんと通路の先が見えてくる。

青い光の光源へと近づいている。


そして、視界が開けてきたところでようやく光源の正体がわかった。

それは、青く透き通った水晶のような結晶だ。

淡く光を放つそれが壁に並んで生えている光景はなかなかの絶景と言えるだろう。


「ほう、これはすごいな…」


魔王がそれに見とれていると、どこからかガリガリと硬質な音が聞こえてきた。


「ん?そっちの方か?」


音のする方へ振り向くと、先ほどのモグラが青い水晶(仮)をかじっていた。


…美味いのだろうか?


と、それよりも早く倒すべきか。


かじるのに夢中で魔王に気がついていないモグラは炎魔法で一瞬にして灰になった。


こういう鉱物は長い時間をかけて成長するものだからな。

利用するわけでもなくかじられると困るというものだ。


さて、少し採掘していくか。


・・・・・・・・


これくらいでいいだろう。

さっさと奥に進まなくてはな。


(ゴゴゴゴゴ…)


何か

ダンジョンは奥に進ませたくないのだろうか。


轟音とともに壁を巨大な何かが突き破り、飛び出してきた。


水晶と岩壁の破片が勢いよく飛び散る。

風魔法で土煙ごと吹き散らす。


土煙が晴れると、巨大なモグラがキョロキョロと辺りを見回していた。


「なるほど。こんなのがいればモグラがあれだけいたのも納得だな。」


声に反応したようで、モグラがいきなり突進してくる。


幸い、天井に届くほど大きくはないため跳躍して避ける。

上から見れば、巨大モグラの背に青い水晶のような鉱物が装甲のようにぴったりと覆っているのがわかる。

あのモグラが水晶をかじっていたのもそのためだったようだ。


さておき、これ以上水晶を破壊されても困る。

さっさと経験値になってもらおう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ