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新大日本皇国   作者: 茶太郎
18/25

内乱13

電子機器室前。

数人の兵がバーナーを使って扉を開けようとしていたが


「駄目だッ表面が熱せられるだけで全く歯が立たない」


バーナーを持っていた兵が防護眼鏡を外しながら言った。


「艦にとって最重要だから頑丈にしているのはわかるがさすがに固すぎだろ」


さっきからハンマーを使っても駄目、バーナーッ使っても駄目。この他にも色々やってみたがどれも駄目だった。


「手動で開けるためのレバーも何故か動かない。中から開けられないようにしているのかもな」


「こうなったら爆破しかないんじゃないのか」


一人がそんな事を言うと隣の男が


「そんなことをしたら中の機器を壊してしまうかもしれんぞ」


と言い、「だよな」とため息を突いた。


「それにしても結構熱しているはずなのに、一体どんな金属を使っているんだ?」


「聞いた話ではレアアースとか言うと希少資源を鉄と混ぜて作った最新の装甲らしいぞ。軽くて頑丈で専用の工具でもないと切れないとかなんとか」


因みに大日本皇国では未来からの技術者らによってレアメタル、レアアースの採掘、加工などが行われている。

それによって技術の進歩はさらに進んだ。


「マジかよ。でもそんなもんがあるんならなんで艦全体をその装甲で作らなかったんだ?」


「作るのにかなりの時間が必要で高額なコストが掛かるのとレアアースを取り出す時、放射能とか言うものが出て来てその処理にも時間とコストが掛かるから電子機器室だけその装甲で覆うことになったらしい」


「処理ってそんなもんどっか専用の廃棄所とかに作って捨ててくればいいだろ」


捨ててくればいい。未来の何処かの国がやってそうなことを平然とこの兵士は言った。


「詳しくは知らないが放射能って言うもんはとても危険なものらしくてな。簡単には捨てられないそうなんだ」


「ちょっと待て」


バーナーを持っていた兵士が二人の会話に入った。


「この装甲はそのレアアースを使ってて、レアアースを取り出すと危険と言われる放射能が出てくるんだよな?」


「聞いた話だけならな」


「もし放射能がこの装甲に含まれていたら俺たちそんな危ないもんを叩いて熱したりして大丈夫なのか・・・」


「・・・・・」


どうなるんだ?この場にいる誰もが答えが出ず沈黙した。


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