第2話 「エラバレタ」
第2話です!よろしくお願いします!
見先「果穂……」
果穂「気安く名前で呼ぶな」
見先「お、覚えてない……?」
見先「俺だよ…8歳ん時…よく一緒に砂遊びした………!」
果穂「私に過去はない」
見先「い、生きてたんだな…だいぶあの頃とは変わったけど……」
果穂「私が質問している」
果穂は切先を更に見先に突きつける。それは目を切ってしまいそうなほど近い
見先「と、とりあえず…これ下ろしてよ……怖い……」
果穂「………」
果穂「ダメだ」
果穂「質問に答えてからだ」
見先(本当にあの果穂か……?)
見先「えっと…だからさ…俺と果穂は…小さい頃の幼馴染で…同じ小学校でさ」
果穂「………」
果穂「…戯言ばかりだな」
見先「嘘じゃないって!覚えてないかもしんないけどさ!マジで友達だったんだよ!俺たち!」
果穂「…………」
果穂は刀を引っ込め、鞘の中に納める
果穂「…」
果穂「…まぁいい」
果穂「ついてこい」
見先「…いや俺……足骨折してるから……」
果穂「…」
果穂は耳についてるインカムに触れ話しかける
果穂「…WBC戦闘員江口果穂、ウィルスターに襲われた被害者発見」
果穂「外傷はないようですが、念のため検査を受けさせます」
果穂「ですが、被害者は足を骨折しているため歩くことができない状況です」
果穂「能力使用許可願います」
見先(誰と話してるんだ……?戦闘員……?)
果穂「……」
果穂が背中に力を込めたその瞬間、突如血の塊のような、蜘蛛の足のようなものが出現する
見先「!?」
見先「ちょおいなんだそれ!!?」
果穂「…はぁ」
果穂は拳銃のようなものを見先に向ける
見先「……えっ?」
果穂「…少し寝てろ」
そう言い放った瞬間、見先に何かが放たれる
どれくらい時間が経ったのだろうか、見先は段々と目を開ける
自分が寝ている場所に困惑しながらも、無意識に目で果穂を探す。その空間は白く、見先の横たわるベッドだけが存在する
見先「……」
??「あ、起きました?」
??「すみません、江口さんに睡眠薬を撃たせました」
見先「…ここは………」
??「WBCの東京支部です」
??「全国にあるうちの1つですよ」
見先「WBC………」
見先「…野球?」
??「白血球のことですよ」
??「あ、紹介が遅れました」
??「私は板橋清輔です、よろしく」
【板橋清輔(42)】
見先「井村…見先です………」
板橋「井村くん、江口さんのことについて何を知ってるの?」
見先はゆっくりと起き上がり語り始める
見先「……あいつの小さい頃の記憶です」
見先「彼女は明るい人でした」
見先「でも…まるで人が違う」
板橋「彼女は幼少の記憶を失くしてる」
板橋「16年前、彼女はご家族と共に旅行に行き、そして彼女だけが一命を取り留めた」
板橋「私たちは彼女を助け育てました」
板橋「WBC戦闘員として」
見先「戦闘員として……?」
見先は歯を食いしばり自分が座っている布団に怒りを乗せた拳を叩きつける
板橋「?」
見先「果穂の人生をなんだと思ってんだ!!!」
板橋「…戦闘員は誰でもなれるわけじゃない」
板橋「選ばれた者だ、だから連れてきた」
板橋「だから戦える」
見先「っ………」
見先「果穂は俺が連れて帰る……」
見先「あいつは"女の子"だ!!!」
見先「これ以上…血で染めさせない」
板橋「君の言い分はわかる」
板橋「でもこう考えて欲しい」
板橋「彼女は医者だ」
板橋「人を脅かす細菌を殺すための」
板橋「世界を蝕む悪を滅ぼすための」
見先「…人の人生を奪っていい理由にならないだろ………」
板橋「……」
板橋「…彼女がいれば世界平和、いなければ破滅」
板橋「君はどちらを選ぶ?」
見先「破滅………」
見先「……」
板橋「…」
見先「…だったら」
見先「俺も入れろ!!WBC!!!」
板橋「…」
板橋「……えっ」
最後までありがとうございました!次回もよろしくお願いします!




