第11話「アカイ」
見先(なんなんだあいつは!?)
ウィルスター『ギギギギ!!!』
ウィルスターは触手を振り下ろし見先を殺そうとするが、見先はその一撃を瞬時に避ける
見先「ふぅ…」
見先はウィルスターの背後に周り、刀を構えウィルスターの腕を斬る
するとウィルスターは斬られた部位を痛そうに抑える
だが見先はその隙を見逃さず、すかさず刀をウィルスターの体に刺す
ウィルスター『ウゥゥッ…』
見先「だあっ!!」
見先は背中の蜘蛛の足を使って弱っているウィルスターを拘束する。ウィルスターはその瞬間、見先が悪魔のように恐ろしく見えた
そして見先は拘束しているウィルスターを更に締め上げ、ウィルスターを潰す。
見先「………」
見先の体には潰したウィルスターの緑色の血液が大量にこびりつく。
見先「……」
見先「………汚な」
上屋とコマチは未だ戦いを続けている。これからコマチの能力が明かされるようだ
上屋(どんな能力なんだ……?)
コマチ『俺の能力はそうだなぁ……』
コマチは自身の指先から蜘蛛の糸のような細い赤いものを噴出させ木々に接着させる
コマチ『"網"』
上屋(網…糸か………)
上屋(多分糸同士を繋げて網のように大きくできるんだろうな……)
コマチ『ここから始めるよ』
コマチは両手を大きく広げ、糸を上屋に向かわせる。だが上屋は拳に血を纏わせ手刀で断ち切りながらコマチの元へと進む
コマチ(やっぱいいね)
コマチ(これならどうかな?)
コマチは指先から更に糸を噴射させ、糸を網状に組み上げる
上屋「!!」
上屋(やっぱ来たかよ網!!)
上屋は逃げ道を失ったと思われたが、腕に纏っていた血を脚部に移動させ脚力を高めてコマチの頭上に跳ぶ
コマチ『おぉっ!跳んだ!』
落下の勢いのままコマチの顔面に蹴りを入れる。それによりコマチは少しダメージを食らったようで赤い血が口、鼻から垂れる
コマチ『ひひっ』
上屋「もういっちょお!!」
上屋は体制を一瞬で立て直しコマチにもう一度蹴りを喰らわす
コマチ『うぅっ……!!』
コマチはその蹴りの勢いのまま吹き飛ばされ木に叩きつけられる
コマチ『へへへぇ…やっぱ強いね戦闘員……』
上屋「お前は今日俺が切除してやるよ」
その時上屋は気づく。コマチの口からは緑ではなく赤色の血が流れていることに
上屋「ちょっと待て…お前ウィルスターか……?」
コマチ『気付いた…?俺の"赤い血"……』
コマチ『俺は…特別だからさ…』
上屋(赤い血…?ウィルスターの血は緑…なんだ……?どういうことだこいつは……?)
上屋(…まさかこいつは……こいつの肉体は……人間のものに近いのか………?)
コマチ『どうしたー…?打ってこない?』
上屋は一気に走り出しコマチの元へと進む
コマチ(そろそろ…いい頃だと思うんだけどなぁ……)
上屋は拳に血を纏わせながら走る
だがその瞬間、上屋の体に痛みが走る
上屋「うっ……!?」
コマチ『来た♡』
上屋(なんだ……!?全身に痛みが……!!)
上屋(まさかあいつの血液…毒が含まれてるのか!!)
コマチ『気付いたね、そう』
コマチ『俺の血には毒があってね』
コマチ『一度触れれば全身に痛みと痺れが訪れる』
上屋「くそ………っ」
コマチ『獲物が動けない隙に殺すっていうのが俺の戦法さ』
コマチ『さて……』
コマチは指先から糸を大量に出しそれを固め、鋭利な先端を持ったドリルのようなものを作り出した
それを上屋の顔面に向け刺そうとしたその瞬間、見先がコマチに蹴りを喰らわす
コマチ『イィ……ッ!!?』
見先「上屋さん!!!」
上屋「見…先……」




