96 大量サラダ生活、始めました
夕方まで食欲と戦いながら魔物を倒し、大量の食糧、じゃない、ドロップ品を獲得した。一応ジョギングをしながらの移動だったから少しはマシになっているはずだ。
現実と向き合うのは怖いが、帰ったら体重を確認することにしよう。増え方によっては本格的な対応が必要になってくるかもしれない。
探索者協会で魔石を売ったら19000円になった。グラスウルフの魔石が売れるようになったのと、ダイエットのために必死で動いた結果だろう。
今日の頑張りは全て野菜の購入に消えそうだけど、その分私の脂肪がなくなると思えば安いもんだよ。
スーパーの入り口にキッチンカーが来ていないといいんだけど…。
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大量の買い物をしてから帰宅する。今回も良輔の荷物持ちのおかげでスムーズに買い物ができたよ。お礼に晩ご飯分のお弁当をプレゼントしよう。昨日約束していたスキル石をおいたら帰っていった。
ちなみに、たい焼きのキッチンカーがいたけど、まだストックがあるから買わずに済んだ。ちょっと危なかったけど、なんとか耐えることができた私を褒めてあげたい。
疲れているから座ってゆっくりしたいところなんだけど、今日は1度座ったらもう立てない気がする。それくらい疲れたし、足がパンパンだ。先にやることやってからゆっくりしよう。
軽く掃除と洗濯をしてからお風呂に入る。特に足は念入りにマッサージをしておく。
足をモニモニ揉んでいたら少しだけ筋肉がついているのに気がついた。いや、たぶん筋肉だと思いたい。ちょっとだけしっかりした足になっていると思うんだよね。
前のあきらかな運動不足の足ではない。この調子で続けたらマラソン選手のような足になるのだろうか?
いろいろ調べるついでに足についても調べたけど、今の私にはまだ早いことだけがわかったよ。調子に乗るもんじゃないな。無理しないでコツコツやろう。
ちなみに、体重もちゃんと量ったよ。あんなにハラハラしたのは久しぶりだ。結果は前回量った時よりも+1kgだ。
必死に頑張った結果なのか、太りにくくなったのかわからないけど、まずは一安心した。
40代になってからさらに代謝が悪くなったのを実感しているので、この1kgを減らすために明日も必死に頑張ろう。
ほっとしたのもつかの間、疲れた身体にむち打って料理を作る。とはいっても、サラダを大量に作るだけなんだけど量が多いから大変だ。
面倒だからカット済みの野菜を使いたいけど、自分で切ったほうが安いからなーと我慢して千切り野菜を量産していった。
近いうちに電動スライサーを買おう。食べるのはあっという間なのに作るのは面倒だし、いくら時間があっても足りないわ。
千切り野菜を作りながら蒸し野菜もたくさん準備した。ダンジョンで集めたブロッコリーとトウモロコシはサラダの彩りにもいいので在庫を使い切る勢いで蒸し続けた。
バランスよく食べれるように、ゆで卵や豚肉、ホーンラビットのほぐしたやつ、あとはカニカマとかをトッピングしたりチーズを乗せたり工夫してみた。
…エビ食べたいなぁ。でも、スーパーで値段見たら高かったんだよな。エビの乗ったサラダも美味しいんだけど金額を考えるとちょっと手が出しづらい。
年々高くなるのマジでやめてほしい。
食糧確保のために海辺のダンジョンへの遠征も視野に入れておいたほうがよさそうだな。
あらかた作り終わったらインベントリの中に突っ込んでおいたので、これでしばらくはもつはず。…たぶん。
作ったばかりのサラダをモシャモシャ食べながら他のダンジョンのことを調べる。主に魔法植物のドロップ品だけど。
私が安全に活動できるのは3階層までだから、そこの間で効率よくたくさん集めたい。出てくる魔物は5階層まではどこも同じだから、魔法植物のみを考えて行動しようと思う。
絶対にほしいのはキャベツだよなーとネットや探索者アプリで魔法植物について調べる。近場のダンジョンにはあるのか、遠い場合は諸経費を計算して何個収穫したら利益が出るのか。キャベツ以外にも腹にたまりそうな野菜はあるのかなど。
「キャベツはちょっと遠いな。1泊素泊まりで必死に集めれば利益は出るけど…。」
なんかのんびりしたいという最初の予定とはかけ離れているな。特に呪われてからは何事にも必死だ。早く解放されたい…。
ぐったりしながら今後の予定を立てていると真奈美から電話がきた。
『おつかれ〜、今大丈夫?』
「大丈夫だよ。何かあった?」
『借りた道具は全部設置できたよ。今週の土日は泳がせて証拠を集める予定。』
「いいね。急に真奈美が行動を変えると怪しまれるから、いつも通りにしたほうがいいよ。」
『わかった。旦那の行動次第では尾行しようと思ってたんだけど、どう思う?』
「1度目はそのまま様子見でいいよ。浮気場所が外でやってるのか、家に連れ込んでるのかで対応が変わるから。」
『あっ、そういえば、なんか変だな〜って思った時があったわ!!』
「連れ込んでるんじゃない?」
『うわ~、最悪…。』
「土日は外出して様子見だね。そうだ、家に泊まりに来ない? 家で浮気してるなら、たぶんすぐに尻尾出すよ。」
『ありがとう〜、お願いするわ。あっ、なら一緒にダンジョン行こうよ。ちょっと動きたい。』
「うわ~、なんか真奈美が暴れそうで怖いんだけど…。」
『ちょっとくらいいいじゃない!! それじゃ、また連絡するね。』
ストレス溜まってそうだな。真奈美の職業とかスキルは知らないけど、怪我しないように注意しよう。
友人とダンジョンってちょっと楽しみね。思いっ切り動けそう。これで痩せれるわ!!
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