表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【200万PV突破!】おばちゃん、探索者になる。〜老後のためにも溜め込みます〜  作者: 熾之


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

90/94

90 大食いスキルは呪いだった



 剣をブンブン振りながら1階層を回り、飽きたら2階層に移動して、またブンブン振る。続けているとフルスイングをするフォームがよくなってきた気がする。


 剣を使っているのに構えはバッティングフォーム、武器を変えたほうがいい気がする。金属バットは硬い魔物相手だと厳しいから、何かちょうどいい武器があればいいんだけど…。


 マップを見ながら魔物を探して追いかける。もう1階層は楽勝だ。走り回っても問題なく対応できるようになった。盾を使わなくても戦えるのが大きいみたいね。


 できるだけたくさん動かないと、このあとに響きそう。朝食はすでに3人前食べてるのよ。たぶん、お昼も夜も同じくらい食べそうなのよね…。


 朝は無意識で普通に食べてたから、気をつけないと本当に危ない。スキルっていうか、呪いよねこれ。


 誰かスキルの消し方を見つけてくれないかしら? 非表示じゃダメだと思う。完全に無効化してくれる方法を調べてくれるなら全力で応援したいわ。なお自分で調べるのは面倒なので、誰かやってほしい。



 できるだけカロリーを消費するように元気に働いて、やってきてしまったお昼休憩の時間。お腹のすき具合は普通だ。いつもならメインのお弁当にサラダ、汁物、デザートで満足できるはずなんだけど、朝食のことを考えると心配だ。注意しないとヤバいな…。


 1階層の草原まで戻ってレジャーシートを敷いたら、ウェットシートで手を拭いてお弁当を選ぶ。1つだけ、1つで足りなかったらサラダを食べようと思いながら食事をはじめる。


 今日のお弁当はスライムゼラチンを使ったハンバーグがメインのいろいろ詰めました弁当だ。ご飯の上にメインのハンバーグが乗っていて、隙間を埋めるように、シュウマイやウインナー、玉子焼きなどを詰め込んだお弁当に、潰したゆで卵を乗せたサラダ、春雨スープがセットになる。デザートはやめておこう。


 食べすぎないように注意しながらお昼ご飯を食べて、残りの時間はゆっくり過ごす。


 正直、全然食べた気がしないんだけど…。お腹がすいてる感じじゃないんだけど、なんかもの足りないのよ。ヤバいな、呪いが発動しているわ…。


 座ってのんびりしていたら何か食べちゃいそうだから、休憩を早めに終わらせて2階層に移動する。


 気を紛らわせるように剣をブンブン振り回しながら魔物を倒すんだけど、どうも絵面がよろしくない。ヒステリックなおばさんが暴れてるように見える気がする。最悪だ。こんな姿、誰にも見られてはいけないわ…。


 周りを確認しながらコソコソと魔物を倒す。早く新しいスキルがほしいので、レベルアップも目指して頑張らなきゃいけない。たぶん、攻撃系のスキルではないと思うけど…。


 午後は1、2階層を行ったり来たりしながら魔物を倒し、ドロップ品を集めた。集めるのは順調なんだけど、どうも集中できてない気がする。


 ホーンラビットを倒してお肉がドロップした時、何を作って食べるかを考えてた。化けキノコの時や魔法植物の採取の時もだ。


 他の魔物も食べられるかどうかを考えてしまうくらいだ。呪いが進行している気がする。



 「なんか、ソワソワすんのよね〜。ちょっと気分転換したほうがいいかも。」



 いつもなら座ってオヤツタイムになるんだけど、食べたら意味なくなっちゃうので3階層にやってきた。


 苦手意識のあるグラスホッパーの相手をしていたら呪いも弱まるはずだ。苦手克服と呪いに対抗するためにダンジョンの奥へ向かう。


 グラスホッパーは柔らかいほうなので武器を金属バットに変更する。忘れないようにインベントリから盾も出しておいた。


 マップを見ながらグラスホッパーのいる場所に移動する。最初の1体を倒す時はどうしても緊張するんだよね。慣れれば大丈夫なんだけど、グラスホッパーには若干のトラウマがあるから心配だ。


 静かに近づいて様子をみる。ここまではスムーズだ。前は魔石を投げてこっちに飛んでくるのを待っていたけど、今回からは自分で近づくことにした。


 そろそろとへっぴり腰で近づくと、気がついたグラスホッパーがこっちに飛んできた。



 「ヒィィィ!?」



 急いで盾を構える。透明だからどんな感じで飛んでくるのかがよく見える。気持ち悪いから見えないほうがよかったのか、しっかり見えるほうがいいのか、難しい。


 ガザッと盾にぶつかり下に落ちる。体勢を整える前にバッタの頭付近に金属バットを振りおろす。グシャッと頭が潰れるとドロップ品になった。



 「できるけど…、やっぱり気持ち悪いな。」



 盾があるから、必要以上にパニックになることはない。比較的落ち着いて対応できたと思うけど、見た目が気持ち悪いのは変わらない。これだけは回数をこなして慣れるしかないか。心を無にして頑張ろう。


 それよりも、グラスホッパーの乾燥粉の食べ方を考えたことのほうが問題だ。あんなに気持ち悪いって思っているのに、ドロップ品が出た瞬間、すぐに食べ方を考えてしまった。


 この呪いは非常に強力みたい。バッタの粉を食べるくらいなら太るの覚悟でお弁当食べるほうがマシだ。


 …まずはすぐに食べれるたい焼きからいただこう。





 ブックマーク、評価、リアクションありがとうございます。ついでに感想・レビューもお待ちしております。


 もし少しでも『続きが気になる!』『面白い!』と思っていただけたら、下の【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にして応援していただけると嬉しいです!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
超ハードグミなら顎疲れるし、常に何か食べてる感あるしスライムグミの出番だ!
大食いスキル、代謝は上がらないのかな。 本当に大食いの人って、巨漢とかでなく 痩せた小柄な人、多いじゃないですか。 もし代謝がセットでないならそれこそそれ系が 出る迄頑張るとか… スキルを不活化また…
少食スキルが当たるまでガチャかな?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ