25.オマケ
砂岩の上に座り込みため息をついている。
それが月夜の美女ならば絵になったかもしれないが、そこにいるには一人の青年。確かに整った顔立ちをしているが、風化しくたびれて見える。ここしばらくの旅程で息つく暇もなく歩き続けたからだろう。
それに、仲間のこともある。
つい先日、彼等の一員である、とあるスライムが炎に巻き込まれて亡くなった。あまりに呆気ない最期に笑いさえ出てきてしまうほどだ。だけど、彼がいなくなった喪失感は誰にも埋めようがなかった。
「ラス……地獄で元気にやってっかなぁ」
スライムとは同郷であった。
彼も自身も転生者であり、それ故に死ぬ事なんて考えていなかった。まだずっと、今みたいな日常が続くと、数日前までは確かにそう思っていた。
「ミハル、休憩はとったか」
「……リタ」
王都に戻るにあたりやはり最も頼りになるのは女騎士であった。
彼女はスライムの焼失に最も衝撃を受けていたはずだが、翌日にはなんでもないことのように旅支度を始めていた。
まるで、ラスなど最初からいなかったかのように、平然として。
「そう休んでばかりじゃいつまで経っても帰り着けないぞ。いくら魔物に襲われないからって、もたもたしてたら砂に殺されかねん」
「なあ、リタ。お前、ラスが居なくても平気なのか……?」
あまりに普通すぎる。
記憶をなくしてしまったのだろうか、そう疑いを持つほどに。
「そんなわけなかろう」
しかし、帰ってきたのは否定の言葉だった。
「友を亡くして悲しくないわけがない。……だが、ラスの事を考えると、それは正しいことではないと思えるんだ」
「た、正しい……?」
「なんて言うのかな、ラスは大事な仲間だったものだから、彼に恥じない生き方をしていたいんだ。行動も、思想も」
「え、ええー……? あいつ、そんなに立派なもんじゃねーぞ」
「それならそれで良い。ともかく、そんな態度ではラスに笑われるぞ」
確かにそうだ。
ミハルはラスに突進されたときのことを思い出した。容赦なく顔面を狙ってきたスライム。その後、必ずステータスでドヤッてきた。
変態行動も多かったけど、ステータス表示で何度も励まされた。
イイヤツだった。
「……俺の方が笑うわ。なんだよ、自害を阻止して死ぬって。かっこいーじゃねーか」
「わかっているならさっさと行くぞ。明日中には砂漠を抜けよう」
「ああ、そうだな」
旅路は果てなく続いていく。
出会いも別れも無限大に存在する。
この先がどうなっていくかはわからない。
それでも彼らは、一時だけでも仲間になった魔物のことを忘れはしないだろう。
***
あとがき・設定
・プロットについて:
お題をハーレムにしようと思った時点で大体詰んだ
・今回の設定
ミハル:チーレム主人公はアホエロのヘタレ童貞
イェルミナ:ハーレム女子には巨乳僧侶だよね!
アミード:天才魔法使いが必要だよね!
マリアリタ:女騎士もだよね! 今回のヒロインは君だ!
アリオー:ヒロインが誰なのか示してもらった
エルー:なんかいた
ヌゥル:分厚いステーキ食いたい。という思いから
山神:肩に乗りたい
族長:脳内イメージはゴブリンシャーマン
・裏話
ヒロインと主人公での会話はやっぱり楽しい。
メインシーンは中パイの魅力(性癖)とリタさんの過去語り。
髪も胸も剃るってのが当然だと思います、邪魔じゃん。
次回ヒロインは気付いたら二名に増員し、一人が降格しました。
脳内で暴れてるんだがどうしてこうなった。
なんかよくわからんけどブクマなりポイント?なりで反響が見えると嬉しいですね。こういうのがモチベーションになってるんだろうなぁ、他の作家さんも
と思うとお気に入り作品にもっとハァハァしにいこうかと思います。ハァハァ(*´Д`)
あまり変態出すと引かれそうなのでこの辺で
お読みいただきありがとうございました。




