表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/36

その後


数日後…

とある宿屋にて――


「しかし、なんだってアザゼルが裏で糸を引いていると気づいたんだ?」

疑問をぶつけるリアン。


「そうだな…これは、私が元魔王であるからわかったともいえる。――奴は、私の元同僚でな。あらゆる者に擬態できる特技がある。そして、擬態を扱える魔族はそう多くはない。この情報があれば、推察も付く。当然、騎士団にも擬態していただろうことは想像に難くない。」

至極当然のように語るルー。


「そうだな。確かにそのような話であれば、我々の目を欺くことも可能かもしれん。」

うなずきながら言うミュリエル。


三人は、これまでのことを思い返し、深いため息をつく。


リアンは言う

「・・・で、どうやってアザゼルを追うんだ?」


「そのことだが・・・」


ミュリエルが割って入る。

「私は、騎士団内を追う。ことが明らかになった今、騎士団内は参謀派と団長派―つまり私のことだが―に2分されている。私の手のものたちを動かせば、何か手掛かりがつかめるかもしれん」


「そうだな、ミュリエルはそっちの方を頼む」

リアンがそう答えた。


―――しかし、事はそう簡単なことでは無かった



__________________



数時間後、顔面を蒼白にしたミュリエルが宿に戻ってきた。


「だめだ・・・相手の方が一枚上手だったようだ」


「どうした、ミュリエル?」

リアンが心配そうに言う。


「すでに、聖都に新たな騎士団長が赴任していた。」


「!?」

咄嗟のことに声も出ないリアンとルー。

「・・・新たに赴任してきた騎士団長の名前は『ライト』」


「急だな」

ルーが含みながら言う。


「未だ今回の一件を公にしたくない参謀本部だ。その中に例のアザゼル、もしくはその手のものが潜んでいるのだろう。巧みに内部を操り、私を早急に排除する方向にことが動いているようだ」


「政治ってやつはこれだから・・・」

リアンが不服そうに言った。


「ことはそう簡単ではない…か…」

ルーが思案気に言った。

「そうだな・・・それなら、私とリアンが外を調査する以外に無いだろう」


「しかし、私はどうすれば・・・」

ミュリエルが食って下がる


リアンが強く言う。

「お前は、今騎士団内での立場が悪すぎる。今は静かにしているべきだ」


「・・・」

ミュリエルは何も言えなかった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ