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異世界でもそれなりに  作者: shokundaz
第三章 三人目
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第25話 来客



カズトとジルの戦いが始まって1時間。

どちらも引けを取らない。


「カズトさんそろそろ負けて下さいよ」


「てめーも出し惜しみしてねーで全力で来やがれ!」


「全力ですよ。これでも」


「はっ!だったら全力出さしてやるよ!『アル・フレイヤ』」


炎の龍がジルを襲う。それと同時にジルの周りには水の龍が現れた


「龍には龍でお相手しますよ。『アル・ウォタリム』」


二体がぶつかり合った瞬間、一筋の光が龍たちを切り裂いた。








「な、なんだ!?」


カズトは急な出来事に驚きを隠せないでいる


「いったい何者ですかあなたは」


龍を一瞬にして切り裂き、その場でたたずむローブ姿の人間にジルは冷静を装いながら問いかけた


「私の名はセシル。セシル・カーバイト。勇者よ」


セシルと名乗る女性はそれだけ言うとジルを睨みつけた。


「なっ、何をした!?体が動かないっ……!!!」


ここにきて初めてジルが動揺した。それと同時にセシルはジルをめがけてゆっくりと歩き出した


「あなた本当に魔王軍幹部?私の拘束魔法にここまで簡単にかかっちゃうとは。魔王の実力も知れてるわね」


「き、貴様!魔王様を侮辱するつもりか!許さないぞ!」


「するつもりも何も、侮辱してるのよ。あと、拘束されながら許さないとか言われても説得力ゼロよ」


セシルはジルの目の前まで来た


「さぁ魔王軍幹部のジル・グレアム。あなたたちの目的は何?言わないと殺すわよ」


「ふんっ。言ったところで私たちの計画は止められませんよあなたにはね。そしてさようなら」


ジルの姿が消えた。


「転移魔法…。魔王軍幹部には有能な奴もいるらしいわね。……さてあなた、レイトタウンで忠告はしたわよね」


「やっぱりあの時のローブの人か〜」


カズトはその場で座り込み緊張を解いた


「あら、そんなに気を抜いていいのかしら?私があなたを襲わないとは限らないわよ?」


「セシルだっけ?君が襲う気ならとっくにどんぱち始まっちゃってるよ。んで、この世界の勇者様が俺に何の御用ですか」


「ふふっ。流石はレッドドラゴンと渡り合う実力の持ち主だな。肝が座っている」


「(プライバシーのかけらもねーなこの世界。笑)これはこれは勇者様のお褒めの言葉ありがたく頂戴いたします」


「からかうな。…そんなことより御用は何かと言ったな。率直に言おう。私を君の仲間にしてくれないか?」


「…………え?」


カズトの口が開いたまま塞がらない。そしてどこかしら顔の赤いセシル。そんな二人に朝日が迎えた







気づいたら勇者出てました。

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