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3章34話

まあ確かに迷子ではないので今度は


「じゃあ飛ばされました。」


と正直に答えると間髪いれず


「じゃあってなんだじゃあってだいたいよー二人も飛ばされる事があるもんかよ。もういいその事についてはもう知らん。それよか俺は何処からってまず聞いてんだろうが。」


とつっこむヒルコスにお笑い芸人ならなかなかの瞬発力なのになーなんて思いながら


「田舎にいたんで知りません。」


と答えると


「田舎だとー。何処の国でも田舎くらいたくさんあるだろうが、俺が聞きたいのはそういうことじゃねぇ。あーもー何かねぇのか手がかりはよお。」


とヒルコスは苛立ちながら再度私にたずねるので


「私のお母さんがエヨノが大半国に住んでいると言うことを言っていたのを思い出しました。」


と言いつつそういえば国の名前知らないなもしかして学園で習うはずだったのかとふと思っていると


「エヨノだぁエヨノと言ったらあれだエヨノ聖護国しかねぇや隣の隣の国じゃねえかよ。ん?スライアとお嬢ちゃんの国の間がこの国ってかんじだな距離的にまあ偶然だろうがよ。」


ヒルコスの推理により私の生まれた国はどうやらエヨノ聖護国と言うらしい…………他国の人に教えられるとはね。

そんなことを考えていると


「あとお嬢ちゃんあれはどこで習ったんだ。あんなに綺麗に傷が治るのは余程名のある人に師事しねぇと無理だ。例えば聖女自身かそれに次ぐやつじゃねぇと話が合わねえ。」


とまあ聞かれるのは予想済みだったが聖女に直ぐつなげるとは侮れないなと思いながら正直に


「私のお母さんが候補だったと言っていました。それと何か名前の前に何かついていたそうです。」


と言うとヒルコスは


「お嬢ちゃんもういい、その別名持ちの母親の話はやめてくれなんか嫌な予感しかしねぇからよお。」


本能的に別名持ちはヤバいと考えたらしく一方的に母親の話を打ち切り


「だいたい二人の素性らしきものは分かったが所でオメーらここからどうやって国に帰んだ。」


とヒルコスが聞くがそんなの知ってたら苦労はしないよね。


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