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意外とオタクな花菜生徒会長

第2話更新出来ました!

今話は生徒会長メイン回です


意外とオタクな花菜生徒会長


コンコン


「はい。どうぞ」


俺と細川さんは生徒会室に来ていた。


ガチャ


ドアを開けて生徒会室に入る。


生徒会室は当たり前だがかなり広かった。


「え、えーと、なぜ俺たちは呼ばれたのでしょうか?」


俺は会長席に座る生徒会長に聞く。


昨日とは違って眼鏡を掛けていた。


「それはですね…」


生徒会長は俺達の前まで来ると両手を擦り合わせながら言う。


「き、昨日、私があのお店に居たことはほかの皆さんには内緒にしてください〜!」


昨日の美人な生徒会長はどこえやら目を漫画の><にして困ったように言う。


「は、はい」


「分かったよ〜!」


俺達はあっさりOKした。


「だけど一つ聞かせて」


「はい?」


ただ細川さんが何やら質問をする。


「かなかなはアニメとか好きなの?」


(細川さん…また勝手にあだ名を……)


俺はまたあだ名を付けている事に心の中で苦笑する。


「はい……余り話したことはありませんが」


生徒会長は苦笑しながら言う。


「おぉ!りっきー、かなかなも私達と同じじゃん」


「そう…みたいだね」 


俺は急に話を振られて驚きながらも答える。


「じゃあさ、かなかなも一緒に昨日のお店見ない?」


「ちょちょ、生徒会の仕事とかあるし、無理じゃ…」


「え、えーと、良いんですか!?」


(大丈夫だったー!)


まさかの目をキラキラさせて話に乗ってきた


「そりゃもちろん!」


細川さんはあっさり了承する。


「うん…?」


生徒会長が少し迷うような表情な事に俺は気が付いた。


~放課後~


「「ありがとうございました」」


全員が挨拶してホームルームが終わり、俺は荷物を手早く鞄に詰める。


「そんなに慌ててどうしたの?」


細川さんが不思議そうに俺に近づいてくる。


「いや、ちょっと用事があるだけだから先に校門で待っててくれ」


「分かったー!」


細川さんはそそくさと自分の机に戻っていく。


俺は教室を出ると"ある部屋"に向かった。



コンコン


「はい?」


俺のノックに反応するように生徒会長の声が帰ってくる。


「高久凛月です、ちょっと良いですか?」


「はい」


ドアを開けると生徒会長は部屋の真ん中に当たる席に座って居た。紙束と共に……。」


「これだけ片付けてから高久さん達の所に行こうと思っていたんですが…」


生徒会長が苦笑しながら言う。


「じゃ、少し手伝いますよ」


「い、良いですよ!」


生徒会長は大丈夫と言わんばかりに手を振る。


「いや、会長と少し話したいですし」


「私と…ですか?」


「はい」


俺は紙束から1/3 を手に取る。


「これを確認してそこのボックスに仕分ければ良いんですね?」


「そうです」 


ペラッペラッ


俺は確認しては仕分ける。


「それで、話というのは?」


「会長、何か悩んでますよね?」


「!?」


「な、何のことですか……!?」


表情からして図星なのが明らかだ。


「表情で何となく分かるんです」


俺が続けると生徒会長は書類を片付けながら話し始めた。


「私は昔から父の影響で色々なアニメを見ていました」


「幼稚園の頃は普通にプ◯キュアも見ては居ましたが、他にも父が録画してた深夜にやってるアニメを見せてもらったりしてたんです」


(わかりみが深いとはこの事…)


俺も同じくらいの頃には「け◯おん!」とか「ひだ◯りスケッチ」など両親に深夜アニメも見せてもらっていた。


「それで当たり前と言えば当たり前何ですけど、幼稚園の友達に深夜のアニメの話をしても分かってもらえるわけ無くて、変な目で見られるだけで……」


「それで良い子を演じる事にしたんです」


(は……!?)


「小学校の時は色んな係の仕事を頑張ったり、中2の頃からは今みたいに生徒会長になって、高校に入ってからも委員会を頑張って、2年生からは生徒会長になって……」


「だから今まで両親意外に本当の私……アニメが大好きな本当の私を見せたことなんてなくて……」


会長の声色が変わる。


「今までさらけ出したことが無い本当の私本当(オタク)を細川さんや高久君たちに……さらけ出して良いのか心配になって……」


「いいに決まってるじゃないですか!」


気付けば俺は立ち上がっていた。


「まぁ、俺達は今の会長しか知らないので驚きはしましたけど、同じ物が好きなら……好きを……大好きをさらけ出したって何だ問題ないと思います!」


俺は力説した。


「そう…だよね。」


会長は覚悟を決めたように言う。


「私、今まで隠してきた大好きをさらけ出そうと思います!」


(ふぅ、会長の悩みも無くなったみたいで良かった)


「さて、仕事も片付きましたし行きましょうか」


会長は立ち上がるとこちらに歩いてくる。


すると俺の横で立ち止まる。


「あと、会長呼びはやめてください。ほかの皆さんが居ない時は花菜って呼んでください//」


会長改め花菜は少し恥ずかしそうに言うと生徒会室を出て行った。



カコッカコッカコッ


三人の足音が重なる。


「今日はかなかなと一緒に来れてうれしいよ」


「私も細川さんや高久君とこれて嬉しいです」


花菜は本当に嬉しそうだ。


(さっきまで悩んでたのが嘘のようだな)


俺は思わずそんな事を思う。


「かなかな、私の事は愛梨で良いよ!」


「花菜、なら俺も名前で良いよ」


細川さんの提案に俺も賛成する。


「分かりました。じゃ愛梨さんと凛月くんと呼ばせてもらいますね!」


「あれ?りっきーってかなかなの事名前で呼んでたっけ?」


「あぁ、これは…」


「私が名前で呼んでほしいとお願いしたんです」


「そうなんだ〜」


細川さんの表情が少し硬い事に俺は気付かなかった。


お店について直ぐすると生徒会長は昨日居たコーナーに一目散に行く。


「おぉ!昨日は見つけれなかったグッズが!?」


本当にいつもの生徒会長の感じは何処へやら完全にオタクモードに突入していた。


「りっき〜見てー、私も見つけちゃった!」


細川さんもテンション高めに言う。


「どれどれ」


それは俺も知ってるアニメのグッズだ。


「おぉ」


「凛月くん、ちょっと見てください!」


このあと俺は細川さんに呼ばれ、花菜に呼ばれを繰り返した。


「ありがとうございました」


俺達はお店を出る。


ただ昨日とは打って変わって3人とも小さな袋を持っていた。


「買っちゃったね〜」


「買っちゃいました」


「俺まで買ってしまった」


細川さんの言葉に続けて花菜と俺が続く。


「このあとどうする?」


俺は二人に聞く。


「だったら私、かなかなの家に行きたい!」


「わ、私の家ですか!?」


花菜は驚いたように言う。


「うん!」


「花菜行っても大丈夫か?」


俺は花菜に聞く。


「は、はい。凛月くんが良いなら」


花菜は少し頬を赤らめながら言う。



ガチャ 


「ここが私の部屋です…」


そう言って通してくれた部屋は流石は生徒会長。きっちり片付いていてオタク感はあまり無い部屋……に見えたが


「ん?」


ただ棚をよく見るとアニメのグッズが入っていていたり飾ってあったりと主張はあまりしていないがグッズが飾ってあるのは共感出来る。


「凄く片付いてる!?うらやま〜!」


細川さんもその片付いたようには驚きを隠せない様子だ。


つづく








最後までお読み頂きありがとうございます

今話では生徒会長の本当の自分をさらけ出します(笑)

次回もお楽しみに!

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