表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ワンルームの悪役令嬢  作者: こうじ
7/7

学園見学

明けましておめでとうございます。

 宗一郎から話を聞いて数日後、私は宗一郎と共に学校にやってきた。


 学校の名前は『天神学園』と言う。


「ようこそ、我が学園へ、学園長の堀田と言います」


 堀田と名乗った男性はメガネをかけニコニコとしている。


「クレアと申します。あの、早速なんですが私以外に異世界から来た人がいる、と聞いたんですが」


「はい、公にされていませんが国は異世界の存在を確認しております。きっかけは20年前に起きた集団失踪事件です」


 堀田学園長は私に古い新聞記事を見せてくれた。


「20年前にある町で授業中に生徒及び教師が忽然と姿を消す、と言う摩訶不思議な事件が起きました。 更にその事件をきっかけに日本各地で人が突然いなくなる事件が起きる様になりました」


「そういえばワイドショーとかニュースでやってたなぁ。幼心に見た覚えがある」


 宗一郎がそう言い学園長も頷いた。


「それが異世界に召還された、と言う事ですか」


「えぇ、その通りです。それがわかったのは10年前、初めて異世界からやってきた人物を確認したからです。その人物はとある国の王女だったんですが追放されたそうなのです。そして、その国こそが集団失踪事件を起こした張本人なのです」


 異世界転生やら転移の小説は読んだ事あるけど実際に起きていたのね。


 勇者やら聖女やらと国にとっては大事な存在ではあるけど召還された側にも当然家族はいる訳だし……。


 やっている事は誘拐と変わらないのよね。


 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ