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チート無し幼女有りの異世界転生









俺は現在進行形でやばい状態である。


家もなく金もなく知りあいも一人もいない。いやホームレスや外国で迷子になったわけではないけれど。信じられないと思うがここは異世界である。この世界の名前はさっき聞いたが長かったので覚えていない。まぁそんなわけで俺はここで生活を余儀なくされたわけである。いやおかしいだろ!といいたい気持ちは分かる。でもまぁそう突っ込むのは待ってくれ。実はこの結果を招いたのは俺の責任でもある訳で。いつもみたいに普通にオタク仲間とラノベの新刊を買いに行ったんだが急にトラックが突っ込んできてみんなをかばった結果俺はあっさりと逝ってしまった。あぁ特殊能力でももってればなぁ…と思っているとなんか変なやつが現れてこれから何をしたい?って聞かれたからネタ半分ガチ半分で異世界転生と言った結果がこれだ。あぁ惨めだ。これからどうしよう。


「ステータス」


とりあえず唱えてみた。異世界転生チート主人公は特殊能力と主人公補正と美形な顔でどうにか運命を切り開いていくからな。俺に主人公補正や美形な顔はないがせめてチート能力くらいは無いと死んでしまう。


「お、でたでた」


帝間(みかどま) 伊月(いづき)    17

戦闘力 46

魔力 157

 特殊能力

幼女召喚

全世の知識

妄想力


ここはレベル制の異世界じゃないみたいだな。まぁステータスや特殊能力がある時点でゲームじみてるが。こういうのを見せられると改めて俺が異世界転生したのだと実感する。戦闘力と魔力はやはり基準となるものがないから分からないがどちらも高くは無さそうだな。特殊能力は……うん…どうしてこうなった。全世の知識や妄想力はまぁ分かる。年齢や見た目もおそらく同じだし記憶もあるから能力を引き継いだんだろう。でもこの幼女召喚とやらは全くもって身に覚えはない。確かに俺はロリコンかもしれない。いや認めよう。俺はロリコンだがこんなスキルは全世ではなかった。


「おいおいまじかよ。これがチートスキル枠とかこれからやってけねえよ……」


まぁさみしく1人で話すよりは幼女と話した方が気持ちも楽になるだろう。もしかしたらぅゎょぅι゛ょっょぃなんてパターンもあるかもしれない。来てくれチート幼女!俺の今後の生活のために!

詠唱とかいるのか?まぁそれっぽく言えば発動する気がする。


「幼女!幼女!チート幼女!」


うん。詠唱酷い。


   







「え、えっと……これからよろしくです」


ええ、マジで。今ので来ちゃったよ。それもものすごい美少女、いや美幼女だ。年齢は9才くらいで銀色のきれいな髪をしている。


「は、はい。こちらこそ」


気まずいぞ。非常に気まずい。


「えっと名前と年齢。あと出来ることとか教えてくれる?」


うん。この質問は間違ってないはずだ。


「今は9才で魔法なら少しは使えます。あとはこの世界の知識は生まれるときに与えられました。名前は、その……」


「どうした?言いたくないなら別に言わなくてもいいよ?」


「いえ、そうゆうわけではないのですが私は名前がないので是非あなたにつけてもらいたいのです」


「そ、そうか。うーん。単純かも知れないけどシルとかどうかな?」


「はい!いい名前です。ありがとうございます!」


喜んでもらえてよかった。それでは可哀想だがこの世界について質問攻めするとしよう。と、その前に。


「俺は帝間伊月っていうんだ。帝でも伊月でも好きに呼ぶといい」


「はい、伊月さま」


オタク仲間には帝のが人気あったんだけどなぁ。少し名前を呼ばれると痒い気持ちになる。 


「じゃあ、早速で悪いがこの世界について教えてくれるか?あいにく俺は違う世界からきて全くこの世界について分からないんだ」


「ふぇ?じゃあ伊月さんは勇者さまなのですか?」


んん?ちょっと考えていたのと違う答えが返ってきたぞ?十中八九ないと思うが一応確認しておこう。


「えっと勇者っていうのは魔王を倒したりすごく強かったりするあの勇者であってる?」


「はい。魔王を倒すかは分かりませんが戦闘力、魔力ともに初期値で1000を超えているかいないかが勇者の判断基準になります。あと勇者は異世界人の多い傾向がありますね。異世界人自体少ないのでほぼ勇者で確定なのですが……」


うわ勇者つよい。俺も勇者がよかったなぁ……なんて。


「なら俺は違うよ。多分想像出来てると思うが俺はただの異世界人だ」


「やはりですか…まぁこの世界は伊月さんのいた地球とほぼシステムは変わりませんよ。同じ言語だし経済も金でなりたってますし。違うのは魔物の存在と単純な力がこの世界では必要になることぐらいです」


あれ?なんで地球人だって分かるんだろ。


「あぁその服ですぐに分かりますよ。この世界の勇者の9割は地球人ですから」


なんか地球人の勇者と会うフラグが立った気がするけどまぁいいや。これからどうするかが決まった。


「シル先生、俺に戦いかたを教えてくれ!」


「もちろんです。まかせてください!」


こうして幼女に戦いを教わることになった。

家に住めるようになるのはだいぶ後になりそうだ。だがシルのおかげで希望はできた。強くなろう。そして金を稼ごう。



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